腰痛の原因は、生活習慣や生別 、年齢職業などが複雑に関係していますが、多くの場合、腰を支える骨筋肉の故障が腰痛の原因となっています。急性期は安静にし、回復期に少しずつ身体を動かし腰痛を予防しましょう。
●腰痛を知ろう
腰痛の原因は、生活習慣や生別、年齢、職業などが複雑に関係していますが、多くの場合、腰を支える骨筋肉の故障が腰痛の原因となっているそうです。若い世代は過激なスポーツによって腰痛を起こすケースが多く、中高年以上では運動不足、肥満、過労、ストレスなどが引き金となって腰痛が起こりやすくなっています。腰椎や椎間板は老化によって変性することが多く、高齢者の場合は骨粗鬆症のような病気で骨がもろくなって腰痛を起こす場合もあります。
>背骨について
>筋肉について
>椎間関節性腰痛症
>ぎっくりごしについて
>慢性腰痛について
>腰椎椎間板ヘルニアについて
>変形性脊椎症について
>脊椎分離症について
>腰椎変性すべり症について
>脊柱管狭窄症について
>骨粗鬆症について
>座骨神経痛について
>腰痛症について
>脊椎カリエスについて
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>脊椎炎(化膿性脊椎炎)について
>内臓の病気が原因の腰痛
■背骨について
骨は、一本の長い骨のように考えがちですが、実は椎骨という骨が積み重なってできています。
この椎骨と椎骨の間には、椎間板というクッションの役目をする柔らかい組織があり、椎骨と椎間板が連続的に積み重なる構造と緩やかにS字カーブすることで、外部からの衝撃や体重の負担を和らげています。
この椎間板の中心はや柔らかい組織ですが、周囲は強靱な組織で囲まれています。
この強靱な組織に何らかの原因で裂け目ができると、腰痛の原因となります。
>>背骨詳細図
■筋肉について
背骨は腹筋と背筋により支えています。
腹筋は前から、背筋は後ろから背骨をサポートしバランスを保ちながら、体重やいろいろな衝撃から背骨を守っています。
その腹筋や背筋の力が弱まると背骨をしっかり支えることが困難となり、腰痛の原因になります。
腹筋は、腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋などからなります。
背筋は、背椎起立筋・広背筋・大腰筋などからなります。
椎間板は20代から老化が始まって弾力がなくなってくるので、20歳過ぎたころから適度な運動で筋肉を鍛えることが大切です。
■椎間関節性腰痛症
中年以降に多い腰痛です。
朝起きようとすると腰が痛くてなかなか起きあがれないが、昼間になって体を動かすうちに、あまり痛みを感じなくなる。
腰椎の関節が炎症を起こして痛みが生じています。