脊椎分離症(せきついぶんりしょう)について

腰痛の原因は、生活習慣や生別 、年齢職業などが複雑に関係していますが、多くの場合、腰を支える骨筋肉の故障が腰痛の原因となっています。急性期は安静にし、回復期に少しずつ身体を動かし腰痛を予防しましょう。

脊椎分離症

■脊椎分離症(せきついぶんりしょう)とは?
腰椎の椎弓の上下関節突起部分が断裂した状態で、主に第4腰椎と第5腰椎に起こります。
10歳台前半から壮年期の比較的若い世代の激しいスポーツを行った人に多く見られます。
分離した腰椎と、その上の腰椎の連結がなくなって不安定になり、周辺のじん帯や筋肉に負担がかかります。
そのため長時間同じ姿勢で立っていると負担が集中して痛みが生じます。
また椎間板をはさむ腰椎の間隔が狭まり椎間板ヘルニアになることもあります。
すべりがひどくなると脊髄神経が圧迫されて座骨神経痛を引き起こすこともあります。
スポーツが好きな子供がなる腰痛のほとんどが脊椎分離症です。

■脊椎分離症の治療方法
痛みの強い急性期は、コルセットなどで腰椎を固定し安静をたもちましょう。
だいたい3〜4ヵ月で治るようです。
症状がおさまったら、バランスのとれた腹筋背筋を鍛えサポート力を強化しましょう。