腰痛の原因は、生活習慣や生別 、年齢職業などが複雑に関係していますが、多くの場合、腰を支える骨筋肉の故障が腰痛の原因となっています。急性期は安静にし、回復期に少しずつ身体を動かし腰痛を予防しましょう。
何かしようと体を動かしたときに、ギクッと腰に痛みがはしり、少し体を動かそうとするだけで激痛が生じる症状です。
別名「魔女の一撃」とも呼ばれ、声をあげる余裕もなくその場にうずくまってしまうほどの強い痛みが生じます。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の治療方法
ぎっくり腰の予防
ギックリ腰の最新研究メカニズム
■ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰は、不自然な姿勢や不用意な動作、中腰の姿勢、同じ姿勢を長時間続けたりすると起こりやすいようです。
日常生活では、重い物を腰を曲げずに持ち上げたり、ゴルフなどで十分なウォーミングアップをせずにプレーしたりするとぎっくり腰を引き起こしやすくなります。
ぎっくり腰は、大きく分けて2つに分けられます。
1つは脊髄周辺の関節包、じん帯、筋肉等の軟部組織や椎間板などに小さな損傷が起こった場合で、レントゲン等の検査でも異常がなく、、だいたい10日くらい安静にしていればよくなります。
2つ目は、強度の骨粗しょう症や骨腫瘍など病気が存在していて、これに力が加わり骨折したり椎間板ヘルニアを起こしたりした場合です。
■ぎっくり腰の治療方法
●痛みの強い始めの2〜3日は、鎮痛剤を飲んだり、局所麻酔薬を注射したりしますが、その人にとって一番楽な姿勢で安静に寝ていることが最も大切です。
●椎間板周辺の小損傷から起こったものであれば、安静にしていることでよくなってきます。
●痛む方を下にして、エビのように丸く横向きに寝る姿勢がよいようです。
●仰向けに寝るときはひざの下に布団や座布団などをいれひざを曲げると腰への負担が軽くなります。
●矯正手技で痛みが軽くなることもあるが、まったく効果がないケースやかえって悪化するケースも多いので、まず専門の整形外科医で治療を受けることが大切です。
■ぎっくり腰の予防
痛みがおさまり急性期が過ぎたころから行うようにしましょう。
●温熱療法(患部を温めて血行を促し筋肉の緊張をほぐします)
●けん引療法(椎間板に加わる負担を軽減し、血行を促し筋肉の緊張をほぐします)
●コルセットで腰椎を保護する。短期間の使用。
●ぎっくり腰は再発しやすいので、腰痛体操や運動などで腹筋背筋などを鍛えましょう。
●肥満は不自然な体勢をとりやすく腰への負担が大きくなります。食事に注意し適度な運動で減量しましょう。