■シソの香気成分(ぺリルアルデヒド)
殺菌・防腐作用があり、葉を刻むことで効果が高まる。
他にも食欲増進・整腸・解毒作用など効果があります。
通常、食事をとった後は消化吸収された栄養素が血中に出るため、食後は一時的にドロドロ血になります。
私達がとった食事は消化の過程で炭水化物、脂質、タンパク質の3つのエネルギー源に分かれ、このうち炭水化物は小腸で酵素の働きにより麦芽糖、ブトウ糖へと分解され体内に吸収されます。
日本人は炭水化物の摂取過剰ぎみになりがちで、血中にブドウ糖があふれだし、エネルギーとして使われないものが中性脂肪へと変化し、肥満や生活習慣病をおこしています。
■シソに含まれる「ロズマリン酸」の効果!
ロズマリン酸は麦芽糖を分解する酵素マルターゼを阻止し、ブドウ糖に分解させない働きがあります。
ブトウ糖に分解しない麦芽糖は身体に蓄えられることなくそのまま排出されます。
つまりブドウ糖が血中にあふれず、血糖値の上昇もおさえることができる。
しかも同時に食べた炭水化物への速効性があり、長期にわたって摂取すれば食事制限をしなくても低炭水化物ダイエットと同じ効果が!
シソの葉の必要摂取量は一日20〜30枚
大量にとらなくても少しづつ食べた方がよい
ロズマリン酸は加熱しても壊れませんが、水やアルコールに溶けるので煮物などは汁ごと摂取した方がよい。
■シソは手軽に育てられる
●シソの育て方
・日当りの良い場所に種をまく
・発芽は一週間〜10日後
・密集しているとよい株が育たないので4〜5cm間隔に間引きする
・種まきから2ヵ月後に収穫できるようになる。
・9月ぐらいまで収穫可能
・秋には自然に種が落ちて翌年には2〜10倍株が増える
■αリノレン酸でプルプルお肌!
●シソに含まれるαリノレン酸
αリノレン酸とは必須アミノ酸の一種で細胞膜の材料になる重要な物質。
体内ではDHAやEPAにも変換されます。
細胞膜は細胞が必要なモノを取り込み、不要なモノを排出するチェック機構を持っています。
この機能により全身60兆個の細胞は正常に働くことができます。
細胞膜が正常に働かないとチェック機構は機能せず、細胞がキズついたり、かたくなり、老化が進んでしまいます。
細胞が老化すると体内の様々な機能が働かなくなります。
この全身の細胞膜を構成し、老化を防いでくれる物質がαリノレン酸です。
しかし、現代人はαリノレン酸の摂取量が足りない状態で、必要摂取量4gであるのに対して1.3g
αリノレン酸の不足が現れやすいのがお肌の細胞
αリノレン酸不足を解消し、プルプル肌を取り戻すには一日小さじ一杯のシソ油でOK!
シソ科の仲間エゴマ油でも同様の効果があります。
シソの葉に含まれるαリノレン酸は微量のためシソ油からの摂取がオススメ!
シソに含まれる「αリノレン酸」という成分には若返りの効果も期待できるようなので、お肌の曲がり角かなって世代の人にもお奨めです。
シソは日本のハーブの代表として料理の薬味や刺身のツマなど食用に利用され親しまれています。
シソの葉は栄養価が高く、特にカロテンの高さは全野菜の中でもトップクラス。