腰痛の原因は、生活習慣や生別 、年齢職業などが複雑に関係していますが、多くの場合、腰を支える骨筋肉の故障が腰痛の原因となっています。急性期は安静にし、回復期に少しずつ身体を動かし腰痛を予防しましょう。
■水泳・水中トレーニングは腰への負担が少ない最適な運動方法!
ある報告では成人の約8割の人が腰痛持ちだそうです。
それだけ代表的な現代病といえる腰痛ですが、その腰痛の多くが運動不足で筋肉が弱くなったり、加齢により筋肉が硬くなるなどのが原因と考えられます。
腰痛の痛みがあるとき、陸上で運動する事が無理なことが多いいですよね!
もちろん激しい痛みがある場合は安静にすることが第一です。
ある程度痛みがおさまり動けるようになっても弱った筋肉などを鍛えることは、腰痛持ちにはなかなか難しいのが現実です。
そんなとき水中での運動を考えてみてはいかがでしょうか?
じつは水に浮かんだ姿勢では、腰への負担が体重の1/10以下に減少するんです。
つまり体(特に腰)に負担をかけずに筋肉を鍛える事が出来るのです。
水中でのトレーニングは、水の浮力により腰膝にかかる負担が少なく、しかも水の抵抗は効率よく筋力を強化してくれます。
また血行促進にも効果絶大で腰に優しい運動法です。
腰痛には水中での歩行か背泳、クロールが適しています。
バタフライ・平泳ぎは腰に負担かかり逆効果になる危険性がありますので注意しましょう
腰痛のうち脊椎分離・すべり症などには効果がないようですので医師の診断を受けて治療するようにしましょう。
■水中でのトレーニング方法!
・ゆっくり歩行:ウォーミングアップとして無理せずゆっくり歩行します
・モモ上げ歩行:手を動かしてバランスをとりながら、モモを大きく上げて歩行します
・肩まで沈んで歩行:手を動かしてバランスをとりながら歩行します
・肩まで沈んでモモ上げ歩行
・膝の引きつけ:壁などにむかって中腰になり膝を胸に引きつけます
・片手をプールサイドに置き、片足の膝を曲げて大きくまわします
■水中でのリラックス方法
・顔を水中に入れ、膝とおでこをつけるように背中を丸め両膝を抱えて浮きます
■知って得するまめ知識!
●水位が腰を越えたあたりから、急激に腰への負担が減っていきます。
●肩を越えたあたりでは、理想とされる泳いでいる状態とほぼ同じ状態だそうです。
●肩まで浸かれば、水泳より水中歩行などの軽い運動の方が腰へのリスクが少なくてすみます。
●血行促進という面では水温が関係し、30℃前後の水温で動くと血行促進効果が増します。
●泳ぐ前と後には、無理をせず出来る範囲で必ずストレッチするようにし、筋肉がかたくなるのを防ぎましょう。
自分にあった用具を選んでより効果的な運動をしてください。