フィトケミカルでセラミドを増やし乾燥肌を予防。乾燥肌や肌のシミ・シワの老化はセラミド不足が原因。フィトケミカルでセラミド量を増やし、乾燥肌や肌のシミ・シワの老化を予防改善。コンニャクは特にセラミド量が大
■肌の老化は冬で決まる
肌は皮脂や汗で表面に膜を作り水分の蒸発を防いでいますが、気温の低い冬はこの機能が働きにくく、水分が蒸発しやすい状態にあります。
■セラミド不足で肌のシミ・シワの老化が進む
セラミドとは表皮の一番上の角質細胞の周りにある細胞間脂質の主成分です。
水分を挟みこんで閉じ込めて細胞に潤いを与えたり、クッションのように支える役割を持っています。
セラミドが不足すると、細胞の周りの水分だけではなく細胞内からもどんどん水分が抜け、張りがなくなったり、細胞の列が乱れシワが出来てしまいます。
■セラミドは紫外線から肌を守っている
セラミドには紫外線などの外敵から肌を守る働きがありますが、不足すると紫外線が肌の奥に到達し、メラニンを増やしてシワが出来てしまったり、紫外線が真皮の弾力繊維にダメージを与えるとシワに発展してしまいます。
■セラミド量がわかるチェック法
セロハンテープを用意します
テープに指紋が付かないように先端を折り返し2cmくらいの長さに切ります
そして洗顔後など化粧をしていない素顔の状態で頬の一番高い所に貼り密着させます
3秒おいてゆっくりはがします
そのときテープの粘着面がどんな状態かを見ます
●マス目状になるタイプ
セラミドが十分あって細胞がきれいに並び、キメが整っているのでマス目状になります。
●所々薄くなっているタイプ
セラミドがやや少なく細胞がはがれやすくなった場所があるのでムラが出ます。
この状態の肌は皮がむけたり、かゆみや赤い腫れを起こすおそれがあります。
●細かい穴があるタイプ
セラミド量が少なく、お肌の張りがかなり低下しています。
実は穴の正体は毛穴で、肌がたるみ毛穴が広がっている状態。
目の下の乾燥肌も出来やすい状態です。
■フィトケミカルを摂取しセラミド量を増やす
フィトケミカルとは、植物が作り出す化学物質という意味で、果物や野菜が本来自分達を守るために作り出す自己防衛成分のことです。
フィトケミカル(カテキン、ポリフェノール、イソフラボン、リコピン、クルクミン、カプサイシン、アントシアニン、β-カロテン、ルテインなど)
本来、植物が自分を守るために作り出す成分を人間が摂取することで、老化防止や様々な病気の予防につながります。
このフィトケミカルを継続的に摂取すると10年後の健康面で影響が出て来るそうです。
フィトケミカルは人間が摂る必要な第7の栄養素とも呼ばれています。
●摂取が必要な7つの栄養素
(ビタミン、ミネラル、食物繊維、糖質、脂質、タンパク質、フィトケミカル)
■肌の改善に必要なフィトケミカル
フィトケミカルの多くは色素成分なので見た目の色で選ぶことが重要になります。
色分けすると全部で7色になります。
これらをバランス良く摂取するとチームとして効果を発揮し、乾燥肌の改善に効果があります。
■7つの色のフィトケミカル(黄・緑・赤・オレンジ・紫・白・黒)
7つの色の食材をバランス良く1日3食の食事の中で少しずつ摂ればOKです。
●黄のフィトケミカル
アボガド、トウモロコシ、バナナ、レモン、パイナップル、グレープフルーツ、ウコン、メロン、アーモンド、玄米、胚芽パン
●緑のフィトケミカル
緑茶、ホウレンソウ、小松菜、チンゲンサイ、モロヘイヤ、春菊、パセリ、ブロッコリー、青ネギ、ニラ、アスパラガス、シソ、インゲン、オクラ、レタス、枝豆、キュウリ、キウイ
●赤のフィトケミカル
トマト、赤ピーマン、イチゴ、唐辛子、梅干し
●オレンジのフィトケミカル
オレンジ、パパイヤ、カボチャ、ミカン、柿、あんず、ニンジン
●紫のフィトケミカル
レッドキャベツ、ブドウ、ブルーべリ-、ナス、サツマイモ
●白のフィトケミカル
タマネギ、長ネギ、ショウガ、ニンニク、ゴマ、大豆、レンコン、タケノコ、キノコ、大根、カリフラワー、キャベツ、白菜、もやし、わさび、山芋、サトイモ、ジャガイモ、リンゴ
●黒のフィトケミカル
コンニャク、しらたき、黒豆、小豆、ヒジキ、ワカメ、ゴボウ、ソバ、コーヒー、紅茶、黒コショウ
野菜 果物 海産物 飲み物
■乾燥肌を防ぐ緑・白・オレンジ・黒の4色のフィトケミカル
白の食材には血流を促進する働きがあり、セラミドを合成する成分を肌へと届けます。
そして抵酸化力が強い緑の食材がセラミドの合成を邪魔する活性酸素を撃退し、その隙にセラミドの材料となる成分が肌へと向かいます。
さらに、お肌で抵酸化力を発揮するオレンジの食材が表皮の活性酸素を撃退し、天敵がいなくなったセラミドの材料は最後の難関を突破し無事に肌へと届きます。
こうして豊富に届いた材料が肌のセラミドを再生させ乾燥肌を改善します。
野菜 果物 海産物 飲み物
■コンニャクはセラミドの材料になる成分が特に豊富に含まれています
●コンニャクヘルシーおにぎり
米粒の大きさに刻んだしらたきを梅酢に入れ下味をつけます
しらたきと同量のご飯を混ぜ合わせます
さらにシソを混ぜてにぎれば完成です
●コンニャクピザ
薄くスライスしたコンニャクの上にチーズなど4種類(トマト、ピーマン、キノコなど)の具材をたっぷりとのせます
そしてオーブンレンジで6〜7分焼けば完成です
●コンニャクのびっくりからあげ
ちぎったコンニャクを鍋に入れチキンコンソメ・醤油で味を付け10分間煮込みます
1時間冷ました後、衣をつけてサッと揚げれば完成です
●フィトケミカル4色ハンバーグ
<材料>
ホウレンソウ 1束
タマネギ 1個
ショウガ 少々
ニンジン 1本
ニンニク 1片
長ネギ 1/2本
コンニャク 100g
牛豚合びき肉 300g
パン粉 1/2カップ
牛乳 50cc
卵 1個
醤油 適量
酒 適量
みりん 適量
塩 適量
コショウ 適量
バター 適量
サラダ油 適量
小麦粉 適量
ポイントは具材を細かく刻むことです。
フィトケミカルは細胞の中にあることが多く、細かくみじん切りにすると体内での吸収が良くなります。
すりおろしたタマネギ、ショウガ、ニンニク、酒、みりん、醤油でソースを作ります。
■カキと卵で脳を活性化
カキにはビタミンB12、卵にはコリンが豊富に含まれています。
卵に含まれるコリンは脳神経伝達物質であるアセチルコリンの材料となる成分。
カキのビタミンB12にはこのアセチルコリンの合成力をアップさせる働きがあるため、卵とカキを一緒に摂取すると脳の神経伝達がスムーズになり活性化に効果的です。
カキのオムレツで食べればパワー倍増です。