バナナで脳力アップ!バナナの正しい食べ方!ここ一番に熟したバナナ1本とカルシウムを摂取することで脳の能力をアップさせることができます。バナナはスジも摂取した方が脳力アップに効果的です
■バナナについて
バナナは8ヶ月で高さ2m以上に成長して身をつけます。
たった1年で身がなるところまでいくバナナは木ではなく草になります。
バナナは一度身をつけると枯れてしまうので、収穫後は切り倒してしまいます。
バナナは植物分類学上は果物ではなく野菜ですが、果樹学では果樹に分類されるなど慣習上いくつかの分類のし方があります。
■バナナの即効性が疲労回復になる
バナナは吸収が良いので疲れた体に素早くエネルギーを補給してくれます。
運動後に摂取すると疲れが素早く取れます。
バナナは腹持ちが良いわりにはお腹に溜まらず、吸収が良いため食べると様々な栄養素が体を動かすエネルギーになってくれます。
そのため手軽に栄養を補給できる果物としてスポーツ選手に重宝されています。
■バナナの特徴
消化が良い
筋肉の働きを良くする
腹持ちが良い
手軽に摂れる
体のエネルギーに変わりやすい
■バナナに含まれる栄養素
タンパク質、脂質、糖質、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナイアシン、葉酸
■バナナはエチレンガスで糖度が増える
収穫直後のバナナは糖はほとんど無く、でんぷんをたっぷり含んだ状態です。
しかしムロに入れて、密閉し温度と湿度を設定してからエチレンガスを投入するとでんぷんの量が減り糖度が上がります。
エチレンは葉緑素を分解する働きがあり、そのためバナナは黄色に変わります。
■バナナの保存方法
バナナはエチレンガスを出して熟成を早めるので、買ったままのビニールに密封せず1本ずつ袋につめて閉じておき、涼しい所(13℃以上)で保存しておくのがベストです。
■糖質(炭水化物)
糖質(炭水化物)は即効性のある身体の主要なエネルギー源せあり、特に脳が働くためには不可欠な栄養素です。
身体のエネルギーとなるのは、タンパク質・脂質・糖質の3つですが、脳のエネルギーになれるのは糖だけになります。
■脳には血液脳関門(けつえきのうかんもん)がある
脳の血管と脳細胞の間にはグリア細胞という脳関門(のうかんもん)があります。
脳関門は重要な臓器である脳に、血管から悪い物質が入らないよう厳しくチェックしています。
■糖はどのようにして脳細胞まで行くのか?
体内に取り込まれた糖は、腸で吸収されたあと肝臓から血液に乗り優先的に脳へ向かいます。
これは脳が重要な臓器だからです。
しかし糖が脳関門を通過するためには“ビタミンB6・ビタミンB1・カリウム”の3つの栄養素が必要になります。
●ビタミンB6で糖をエネルギーになりやすい形に変える
糖はそのままでは脳でエネルギーの元になることができません。
前もってエネルギーの元に変わっておく必要があります。
糖をはじめ様々な物質の形を変えることが出来るのがビタミンB6です。
つまり、ビタミンB6が糖を脳に行くための必要な形に変えてくれます。
●ビタミンB1で糖をエネルギーとして燃えやすくする
糖はビタミンB1がいなければ脳のエネルギーとして燃えることができません。
ビタミンB1で糖のよさが伝わり、脳関門自体が活性化して糖を通りやすくしてくれます。
●カリウムで脳細胞への通り道を広げる
カリウムは糖が細胞間をスムーズに移動するための道筋を作る働きがあります。
糖だけではなく、様々な物質を移動しやすくする能力を持っているのがカリウムです。
つまりカリウムは脳関門から脳細胞へ行くためのトビラを開き、糖がスムーズに脳細胞に行けるよう助けてくれます。
糖だけではなく、ビタミンB6・ビタミンB1・カリウムが同時に入れば一気に脳関門を通過し、脳細胞へ行きエネルギーへと変わることができます。
通常は、脳関門で糖が偶然にビタミンB6・ビタミンB1・カリウムと出会い脳の栄養素となっています。
つまり出会えなければ脳の栄養になれません。
しかしバナナは、糖と一緒にビタミンB6・ビタミンB1・カリウムが脳関門に到達するため、脳の栄養補給が出来脳をパワーアップさせることが出来ます。
それが出来るのはバナナだけです!
■バナナ以外の食べ物では?
玄米などに含まれている糖を体内に吸収するためには、ブドウ糖などに分解しなければなりません。
つまり分解するのに時間がかかるため他の3つの物質と同時に脳関門に到達することができません。
そのため糖は脳細胞にたどり付けず、エネルギーになることが難しくなってしまいます。
しかしバナナは吸収しやすい形で含まれているため、他の3つの物質と同時に脳関門に到達することができます。
つまり、ここ一番に脳のパワーを一気に引き上げることが出来るのはバナナだけになります。
■バナナは熟している物を食べる
バナナは黒い斑点(シュガースポット)が出て熟している物の方が、糖が吸収しやすくなっています。
■バナナはスジ(維管束(いかんそく))の部分も食べる
バナナのスジ(維管束(いかんそく))は成長するときの栄養が通る道で、収穫されたバナナの指示は栄養がなくなりますが、実はここにはたくさんの栄養素が残っています。
■バナナと一緒に“カルシウム”を摂る
カルシウムは脳の細胞を安定させ、情報の伝達をスムーズにする働きがあります。
カルシウムが不足するとイライラしたり集中できなかったりします。
普段から、カルシウムが豊富な牛乳と混ぜたバナナオーレやバナナヨーグルトを食べている人は大正解です。
脳のパワーをさらにアップさせるのに非常に効果があります。
■バナナの正しい食べ方
ここ一番に脳のパワーをアップさせたいときは
15分前に熟したバナナ1本をカルシウムと食べると効果的です。
・バナナは食べてから15分後に脳のエネルギーになり始めます。
・1本のバナナに含まれる糖の量は約22.5gで、この量は約2時間ほど脳を働かせることができます。
・バナナの糖は2時間経つと燃え尽きてしまいます。
・脳のエネルギーである源である糖は基本的に脳では保存できません。
バナナ1本分が限界で2本以上食べても余った糖は身体に戻ってしまいます。
■ドクダミで高血圧予防
毛細血管の細胞が傷付き硬くなると、スムーズに拡張・収縮できなくなり血圧が上昇します。
ドクダミに豊富に含まれるポリフェノールである“クエルシトリン”には硬くなった毛細血管の細胞を修復する働きがあります。
■サツマイモで脳細胞を活性化
サツマイモには“ガングリオシド”という成分が豊富に含まれています。
ガングリオシドは脳の神経細胞のネットワークを広げて情報伝達物質をスムーズにする働きがあります。
サツマイモは55〜60℃の長時間加熱により甘くなり、短時間で一気に70℃以上にして加熱すると甘味を抑えることが出来ます。