美肌!皮脂汗入浴法で肌スッキリ。皮脂汗をかいて有害物質“ヒドロキシラジカル”を排出。皮脂汗は紫外線があたるとヒドロキシラジカルが増加します。皮脂汗入浴法(中温反復浴)で皮脂汗を排出し、美肌でスッキリ肌!
■皮脂汗(ひしあせ)について
体内の有害物質は脂に付きやすい性質があるため、皮脂に溜め込まれやすくなっています。
皮脂汗とは皮脂を含んだ汗のことで、皮脂汗をかかすに皮脂を溜め込んでいると、肌のシミ・シワ・黒ずみを引き起こしがちになります。
肌老化の原因は毛穴に詰まった皮脂が原因とされています。
そのため皮脂汗をかいて有害物質を体外に出さないと、肌トラブルの原因になってしまいます。
皮脂汗は毒素を出している汗なので、濃度が濃く、苦味を含んでいる事もあります。
通常の汗は汗腺から出る汗なのに対して、運動などをした時に出る皮脂汗は毛穴から吹き出す汗です。
額のTゾーンや小鼻、胸元、背中から出るジトジトとした嫌な汗も、実は皮脂汗になります。
■皮脂汗に含まれる老化原因“ヒドロキシラジカル”
皮脂を含んだ汗には、肌を老化させる原因にもなっている成分“ヒドロキシラジカル”という活性酸素が多く含まれています。
ヒドロキシラジカルとは、体をサビさせ、老化を速める活性酸素の一つ。
しかも、活性酸素の中でも最も強い毒性を持つスーパー老化物質です。
あまり汗をかかない人は、毛穴が詰まってしまうため、そこにヒドロキシラジカルがどんどん溜まってしまいます。
すると毛穴はますます開き、ニキビ、シミ、シワが悪化。
ほとんどの活性酸素は、体の中にある酵素などで解毒出来ますが、ヒドロキシラジカルは解毒する酵素がなく、ガンの原因にもなると言われています。
■紫外線でヒドロキシラジカルが増える
皮脂汗をかいた状態で屋外に5分〜10分間いると、紫外線でヒドロキシラジカルが何倍にも増えてしまいます。
紫外線が強くなる6月〜10月は皮脂汗の出る量も増加しがち。
そのため皮脂がたっぷり詰まった額のTゾーンや小鼻に紫外線があたると、ヒドロキシラジカルもさらに増えてシミ、シワの悪化を引き起こしてしまいます。
■顔の汗をひかせる方法
皮膚圧圧迫反射(ひふあつあっぱくはんしゃ)法
脇の下や乳首の上5cmの部分を5分くらい強く押します。
顔や頭からの汗を一時的に抑えることが出来ます。
■毛穴が詰まると加齢臭が強くなる
皮脂がヒドロキシラジカルと結びつくと、サビた脂肪である過酸化脂質が生まれます。
これが加齢臭の元となります。
40歳を越えた人が脂質を詰まらせ皮脂汗をかくと、加齢臭が5分で5倍になるそうです。
■炭酸泉で毛穴に詰まった皮脂汗を出す
炭酸泉は炭酸ガスが皮膚から入ることによって血管を広げ、血流を良くする効果があります。
そのため体の深部体温(体の中心部の体温)が上がり、運動でかく汗と同じような皮脂汗をかくことができます。
また炭酸ガス入浴は、血管を広げ血流を良くするだけではなく、血管そのものを増やす効果があります。
■皮脂汗入浴法(中温反復浴)
お湯の温度は41度くらい
お湯の量は胸の下くらい
10分入って汗が出たら、5分休憩します
これを3回繰り返します
深部体温を上げるには中温反復浴が一番で、血管の拡張・収縮が活発になり、体の芯からあたたまります。
お風呂のふたを使って蒸し風呂のようにすると、水蒸気でより体があたたまり皮脂汗効果がさらに期待できます。
お風呂に入る前・入浴中は常温のお水で水分補給をしましょう。
お風呂から出た後は充分保湿しましょう。
高血圧の方や循環器系に障害のある方は医師に相談してください。