コエンザイムQ10にはビタミンEと同じくらいの抗酸化力で活性酸素に立ち向かうといわれています。
コエンザイムQ10には心臓からの血液循環を促進したり、筋肉にエネルギーを供給して持久力や運動能力を高める働きがあります。
コエンザイムQ10にはエネルギーの燃焼に関わっているのでダイエット効果が期待できます。
αリポ酸は糖を使いやすい形に加工し、余った糖分が脂肪に変わるのを抑制する作用がありダイエット効果が期待できます。
Lカルニチンは血液の中に運ばれてきた脂肪を取り込んで加工し、脂肪をエネルギーの原材料に変えてくれのでダイエット効果が期待できます。
老化の現象である肌荒れ、疲れやすい、太りやすく痩せにくいといったことは、ミトコンドリアの働きの衰えに原因がある。
■コエンザイムQ10(CoQ10)はATP(エネルギー)の仕上げ役
ミトコンドリアでは食事から摂った栄養素(糖や脂肪)を原料にATPというエネルギーが作られています。
その仕上げの段階で必要な酵素の運搬役をコエンザイムQ10(CoQ10)が行っています。
コエンザイムQ10は、ビタミンEと同じくらいの抗酸化力で活性酸素に立ち向かうといわれています。
また、コエンザイムQ10は活性酸素によって酸化されてしまったビタミンEを、 ビタミンCと一緒になって、復活させる力もあります。
コエンザイムQ10(ビタミンQ)は人間の心臓、肝臓、腎臓など多くのエネルギーを必要とする部分に含まれていて、心臓からの血液循環を促進したり、筋肉にエネルギーを供給して持久力や運動能力を高める働きがあるとされています。
コエンザイムQ10は、体内でも合成されていますが、20歳をピークに徐々に減り始め、平均40歳前後で不足した状態になるといわれています。
コエンザイムQ10は、エネルギーの生成の反面、「燃焼」にも関わっていますので、ダイエットに役立つ成分としても注目を浴びています。
体内での合成や魚介類などの多くの食品からも少量は摂取できますが、加齢によってコエンザイムQ10は減少していきますので、十分なコエンザイムQ10を得る事が困難ですのでサプリメントで上手に補給する事が望まれます。
■αリポ酸は糖の下ごしらえ役
αリポ酸は60兆個の細胞中のミトコンドリアの中にコエンザイムQ10とあり、ミトコンドリアの機能を高めています。
αリポ酸は炭水化物(糖)からエネルギーを作り出す補酵素として働いています。
消化吸収されて細胞まで運ばれてきた糖は、そのままでは効率良くエネルギーには使うことが出来ない状態です。
αリポ酸は、その糖を使いやすい形に加工してくれます。
そして余った糖分が脂肪に変わるのを抑制し、脂肪細胞の肥大化を防ぐ作用があります。
体内のミトコンドリアの機能は、加齢と共に低下していき、その境目は中年期以降で、特に30代辺りからと考えられています。
食事で摂取した炭水化物(糖)をエネルギーに変えていたαリポ酸の量が減ることで、体内に分解されない余分な糖が余り出す。
この余った糖が脂肪に作リ変えられ、細胞や皮下脂肪にどんどん貯えられた結果、中年太りの状態になります。
一度減ってしまったαリポ酸を増やすことはほとんど不可能で、外からサプリメントなどで補うことが一番の方法です。
■Lカルニチンで脂肪をエネルギーに
Lカルニチンはミトコンドリアの内膜に存在し、血液の中に運ばれてきた脂肪を取り込んで加工し、脂肪をエネルギーの原材料に変えてくれます。
そして使いやすくなった脂肪は、糖と同じようにコエンザイムQ10(CoQ10)によりエネルギー・ATPへと変えてくれます。
■細胞のトライアングルでミトコンドリアを活性化
αリポ酸が糖を、Lカルニチンが脂肪を分解、そこにCoQ10が酵素を運び込むことでエネルギーが産生されます。
これらの3つを摂取することでミトコンドリアの働きを活性化させることができ、肌荒れ、疲れやすい、太りやすく痩せにくいといった原因の解決になります。
■コエンザイムQ10・αリポ酸・Lカルニチンの1日の摂取目安
・コエンザイムQ10:60mg 〜 100mg
・αリポ酸:100mg
・Lカルニチン:300mg 〜 500mg