肌のシミ・シワ予防ポイント、紫外線対策、日焼け止め、水溶性食物繊維、ソラレン、美肌食材

紫外線はシミやシワだけでなく命をも脅かす皮膚がんの原因にもなります。
紫外線対策の日焼け止めを使う際のポイントは、日焼け止めの重ね塗り、2〜3時間に一度の日焼け止めの塗り直し、室内での日焼け止めなどになります。
緑黄色野菜や旬の果物は抗酸化作用により肌の老化予防が期待されますが、柑橘類などに含まれるソラレンは摂取時間に気を付けることが大切になります。

■日焼け止めを塗る量
日焼け止めは薄く一度塗りしただけでは十分な効果が発揮されません。
気持ち良いくらいの量を一度塗りしただけだと圧倒的に少ないそうです。
一度塗ってなじんでベタベタ感が解消されたらもう一度塗り重ねます。
その際に日焼け止めを塗る量は500円玉ほどの量が目安になります。
サラサラとした乳液タイプの日焼け止めなら500円玉2枚分の面積を重ね塗りします。
とろみのある乳液タイプなら500円玉1枚分の面積を2回に分けて重ね塗りします。
これが顔だけに塗る量になります。
首や腕など露出する箇所には同じくたっぷりと重ね塗りが必要になります。
また塗り忘れにも要注意で、特に首からデコルテ、うなじ、耳、生え際などは忘れがちになります。

■日焼け止めの塗り直しが必要
日焼け止めの機能を保つためには2〜3時間ごとの塗り直しが必要になります。
日焼け止めは顔を触ったりする物理的な刺激で取れていきます。
また日焼け止めは紫外線が当たることで機能が落ちてきます。
光に当たっている限りは劣化していきます。
化粧が落とせない場合はメイクの上からでもできるパウダータイプの日焼け止めがおすすめです。

■日焼け止めを強く顔に擦り付けない
顔表面には骨に繋ぎとめている組織があり、その部分に強い刺激を与えるとたるみの原因になります。
道具を使ったり強すぎる顔筋マッサージはよくないそうです。
日焼け止めは膜を作るだけで十分に機能を発揮するので、こすったり、叩いたり、すり込んだりする必要はないそうです。
日焼け止めはやさしくのばすだけで十分です。

■室内での日焼け止め
窓ガラス越しの紫外線でも老化は進行します。
太陽光線に含まれる紫外線には波長によって種類があり、中でも紫外線A波は皮膚の深くにまで入り込み真皮を傷つけてシミ・シワ・たるみの原因になります。
紫外線A波は約80%も窓ガラスを透過することが分かっています。
室内の窓際近くにいる場合は、薄くてもよいので日焼け止めを塗っておいた方がよいそうです。

■サングラスで紫外線対策
サングラスはレンズの色が濃すぎると瞳孔が開いてしまいます。
瞳孔は光の入り口で開いたり閉じたりすることで目に入る光の量を調節しています。
色の濃いサングラスをかけると、レンズの隙間から入った紫外線が目に入りやすくなります。
紫外線は目の中でレンズの役割をする水晶体にダメージを与えて白内障のリスクを高めてしまいます。
おすすめはUVカット加工が施された色の薄いレンズです。
隙間から紫外線が入りにくいものがよいです。

■柑橘類のソラレンに要注意
柑橘類やせり科の野菜にはソラレンという光毒性物質が含まれています。
摂取して日に当たると肌が紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。
摂取後12時間程は効果の持続が考えられています。
ソラレンは柑橘類やキウイなどのフルーツセロリやパセリなどに多く含まれています。
これらの食材は肌のためには夕方から夜に食べた方がよいそうです。

■緑黄色野菜や旬の果物で肌の老化予防
紫外線などの酸化ストレスから肌を守る抗酸化作用の高い成分には、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ポリフェノールなどがあります。
これらは緑黄色野菜や旬の果物に多く含まれています。
紫外線から肌を守るためには積極的に摂った方がよいです。

■水溶性食物繊維で肌の老化予防
腸内環境が整うと皮膚の水分量が増加してキメの整った肌になります。
腸内環境を整える水溶性食物繊維は海藻類やゴボウに多く含まれています。

■美肌食材
・納豆
・トマト
・サーモン
・アボカド

●納豆
納豆の水溶性食物繊維は腸内環境を整えてくれます。

●トマト
トマトには抗酸化成分(ビタミンA、ビタミンC、リコピン)が豊富な美肌野菜の代表格でもあります。

●サーモン
サーモンには強力な抗酸化成分のアスタキサンチンが豊富に含まれています。

●アボカド
アボカドにはビタミンEに加えて水溶性食物繊維が豊富に含まれています。