ポリフェノールは5000〜8000種類あります。
ポリフェノールは植物が持っている苦味・渋味・色などの成分になります。
渋味や苦味の元であるポリフェノールは、元々植物が虫などに食べられないために蓄えている成分です。
人間は昔から植物が自分の身を守る成分を利用して漢方薬などの薬が作られています。
大豆に含まれているポリフェノールはイソフラボン、緑茶に含まれているポリフェノールがカテキン、カキのポリフェノールがタンニン、コーヒーのポリフェノールがクロロゲン酸など、それぞれ名前が違います。
ポリフェノールは老化の原因のひとつである酸化を防ぐ効果があると考えられています。
■ポリフェノールは毎食少しずつ摂ることがポイント
ポリフェノールは摂取した後に体の中には長く留まることができません。
約4〜5時間で消えてしまいます。
毎食少しずつ摂っていくことが大事になります。
ポリフェノールの多くは水に溶けやすいため体には吸収されやすいですが、逆に体の中に長く留まることはできません。
多くが約4時間後には排出されてしまいます。
摂りだめができないので毎食コツコツ摂ることがポイントになります。
ポリフェノールは、水に溶けやすいため汁ごと食べられる煮物や鍋料理で摂るのが効果的です。
■コーヒーのポリフェノールで肌のシミ予防
コーヒーは飲み物の中でもとても多くのポリフェノールが含まれています。
この豊富なポリフェノールが肌に効果的といわれています。
コーヒーを毎日2杯以上飲んでいる人に肌のシミが少ないという研究報告もあります。
つまりコーヒー1日2杯以上で肌のシミ予防効果が期待されています。
■ポリフェノールを多く含む野菜(100mg当たり)
・ホウレンソウ:105mg
・タマネギ:65mg
・ジャガイモ:45mg
・トマト:40mg
・ニンジン:15mg
・ダイコン:15mg
日本人の多くがタマネギからポリフェノールの多くを摂っているといわれています。
■ホウレンソウで老化予防
ホウレンソウは含まれているポリフェノールの量が最も豊富なだけでななく、種類も豊富で16種類あるといわれています。
●ホウレンソウの選び方
茎の長さと葉っぱの比率が葉っぱの方が大きい方が良いそうです。
じっくり育っているということの一つの目安になるそうです。
太陽の紫外線をたっぷりと浴びて寒暖差のある環境でゆっくり育ったホウレンソウは、葉っぱが大きめで厚くなるためポリフェノール量も期待できるそうです。
●ホウレンソウの茹で方
ポリフェノールは水に溶けやすいので茹で過ぎは要注意です。
茎の硬い部分から時間差で茹で始め、葉の色が鮮やかになったらすぐに冷水にひたします。
茹で上がったら切り分けて冷凍保存しておけば、小分けにして食べることができます。
冷凍してもポリフェノールは失われにくいと考えられています。
■色とりどりの野菜で老化予防
食材の色はポリフェノールの色でもあります。
色をたくさん使うように意識して野菜を選ぶことで、自然と多くの種類のポリフェノールを摂ることができます。
■苦味のある野菜で老化予防
ゴボウ・レタス・春菊などのキク科の野菜にはポリフェノールが多く含まれています。
キク科の野菜の苦味がポリフェノールになります。
キク科の野菜には、ゴボウ、レタス、春菊、ロメインレタス、サラダ菜、サンチュ、アーティチョークなどがあります。
■ソバのルチンで老化予防
ソバにはルチンというポリフェノールが多く含まれています。
ルチンは抗酸化作用をたっぷり持っているポリフェノールです。
■ナスやピーマンで老化予防
野菜は皮や種ごと食べると効率よくポリフェノールが摂れます。
夏はナスやピーマンがおすすめです。
■ポリフェノールを多く含む飲み物(100ml当たり)
・赤ワイン:230mg
・抹茶:214mg
・コーヒー:200mg
・緑茶:115mg
・ココア:62mg
ポリフェノールは約4時間程度で多くが排出されてしまうので、お茶・コーヒー・紅茶などの飲み物で少しずつ摂るのが効果的です。
赤ワインにはタンニンというポリフェノールが多く含まれていて強い抗酸化活性(老化予防の力)を持っています。
ただし赤ワインはグラス2杯程度までにしましょう。
赤ワインのポリフェノールの力は5年〜10年かけてだんだん上がってきます。
■赤ワイン料理でポリフェノールを摂る
アルコール分は加熱すると飛んでいくので、アルコールが苦手な人でもポリフェノールを摂ることができます。
赤ワインのポリフェノールは加熱してもほとんどなくならないし、抗酸化活性(老化予防の力)もあまり変化はありません。
●赤ワインのつめ
赤ワインのつめとは、赤ワインを煮詰めた物になります。
約5分の1まで煮詰めたら出来上がりです。
和食や洋食などに加えるなど様々な料理に美味しく使うことができます。
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