脳疲労が疲れの原因、脳の炎症が疲労の原因、気分転換・リフレッシュで効率アップ、慢性疲労症候群

日常生活の様々な生活ストレスにより脳の神経の炎症が起こり、この状態が続くと脳疲労の状態になります。
脳疲労のサインに気付いたときは休憩や気分転換を心掛けることが大切になります。
「飽きる」「眠くなる」「ミスが増える」の脳疲労のサインになります。
慢性疲労症候群は微熱や頭痛などを伴う強い疲労感などの症状が6ヶ月以上続く状態をいいます。
慢性疲労症候群は特効薬はないため対処療法が基本となります。

■脳の炎症が疲労の原因
仕事や生活のストレスが溜まると脳の神経の炎症を起こすと考えられています。
神経炎症は脳の神経伝達機能の低下を招き、それがもととなって疲労感が誘発されます。
しっかり寝たのに疲れが取れない、いつも疲れているなど、実は脳に疲れの原因があることがあります。

■脳疲労について
私達の脳は日常生活の様々な出来事を生活ストレスとして受け取ります。
それにより脳の神経が一部傷ついたりして炎症を起こし疲労感が現れます。
この状態が続くと脳疲労の状態になってしまいます。

脳の神経が疲労を起こすことなどによって現れる疲労感がいつまでも取れない状態が続くと慢性的な脳疲労を起こしてしまいます。

■脳疲労のサイン
・飽きる
・眠くなる
・ミスが増える

脳疲労は筋肉の疲労と違い痛みなどの自覚症状がありませんが、脳疲労の3つのサインがあります。

●「飽きる」が脳疲労のサイン
一つの作業に集中し続けると脳の一部が酷使されて活性酸素が発生するなどして神経が傷つきます。
そうなる前に脳が飽きるという指令を出しています。
こういう場合は違う作業をすると効率が良くなります。

飽きが起こってきたときは頑張り過ぎるよりは気分転換をして違う脳の領域を使うと良いそうです。

●「眠くなる」が脳疲労のサイン
脳を休めたりリフレッシュさせた方が良いという脳からのサインです。

●「ミスが増える」が脳疲労のサイン
パフォーマンスの低下は脳疲労の疑いがあります。

■脳のマスキングが疲れを感じない原因
脳がマスキングとは、やりがい・達成感・喜びなどを感じると脳の前頭葉という部分が疲労感のサインをかき消してしまう状態をいいます。
そのため実際は脳疲労が溜まっているはずなのに、脳疲労のサインが出てもそれが感じられない状態になってしまい身体の疲労を十分に自覚できないことがあります。
達成感や義務感で脳がマスキングされることが多いです。

脳疲労を放置すると重篤な疾患につながる危険もあるので注意が必要です。
脳疲労のサインに気付いて休憩や気分転換を心掛けることが大切です。

■甘い物を食べても疲労回復効果はない
疲れを癒すために甘い物を食べるのは気分転換にはなりますが、たくさん食べても疲労回復には役立ちません。

■慢性疲労症候群について
慢性疲労症候群とは、微熱や頭痛などを伴う強い疲労感・筋肉痛・関節痛・思考力低下・睡眠障害などの症状が6ヶ月以上続く状態をいいます。
慢性疲労症候群は単なる疲労とは異なり、症状の重い人はベットから起き上がることもできず日常生活に支障をきたす場合もあります。
血液検査などの客観的な数値では判断しにくく診断が難しいとされています。
負担が重なったときや生活環境のストレスが加わったときになりやすいといわれています。
昇進・転勤・出産後などいろんなタイミングで起こりやすいといわれています。
いまだ原因ははっきりと分かっていませんが、感染症などをきっかけに発症することもあります。
特効薬はないため対処療法が基本となります。

■慢性疲労症候群チェック
・熟睡感がない
・認知機能の低下
・関節痛・頭痛・微熱

2つ以上当てはまり、病院を受診しても原因不明な場合は慢性疲労症候群の可能性があります。