リンゴ酢で睡眠障害を改善、夕食前にリンゴ酢を飲みジェットコースター血糖を予防

夕食時の食べ過ぎや甘い物の摂り過ぎは睡眠中の血糖値の乱高下を招いてジェットコースター血糖状態になります。
ジェットコースター血糖は糖尿病のリスクを高める危険性があります。
お酢の成分である酢酸には糖の吸収をゆるやかにして血糖値が上昇するのを予防する効果が期待できます。
夕食前にリンゴ酢を飲むことで血糖値の乱高下を防ぐことが睡眠障害の改善につながります。

■ジェットコースター血糖
ジェットコースター血糖とは、寝ているときに血糖値が急激に上がったり下がったりすることをいいます。
血糖値とは血液に含まれる糖の濃度をいいます。
血糖値は夕食後に緩やかに上昇し、食後2〜3時間をかけて糖は脳や筋肉など体中のエネルギー源となり消費されます。
その後睡眠に入るとそのまま低い値をキープします。
しかしジェットコースター血糖の場合は食事を摂ると血糖値が急上昇し、睡眠中に血糖値が急激な上下を繰り返します。

■寝る前に食べ過ぎがジェットコースター血糖の原因
寝る前に食べ過ぎてしまう糖質の摂り過ぎがジェットコースター血糖を引き起こすと考えられています。
寝る前の山盛りのご飯、寝る前の甘い物、晩酌などのアルコールの摂取も原因となります。
睡眠中は体は休んでいるので血液中の糖はほとんど消費されません。
そのため寝る前に糖を摂り過ぎると血糖値が急上昇し、体はインスリンを大量に分泌して血糖値が上昇を抑えようとします。
しかし血糖値は下がり過ぎると命の危険があるために今度は興奮ホルモンのアドレナリンを大量に分泌して血糖値を上げようとします。
この過剰な血糖値の上げ下げが睡眠中繰り返され、いくら寝ても疲労が抜けない状態になってしまいます。

■ジェットコースター血糖が糖尿病のリスクを高める
血糖値の乱高下の状態が続くと2型糖尿病のリスクが高まります。
さらには脳卒中や心筋梗塞が起こる危険性も高くなります。
通常よりもインスリンが過剰に分泌が続くと働きが鈍くなり血糖が下がりにくくなります。

■ジェットコースター血糖チェック
・睡眠中に歯ぎしりや歯を食いしばるクセがある
・睡眠中寝汗をたくさんかく
・怖い夢を見る

一つでも当てはまればジェットコースター血糖の可能性があります。
睡眠中の歯ぎしりや歯の食いしばりは、アドレナリンが過剰に分泌して身体がこわばるために起こります。
寝汗もアドレナリンによって身体が緊張状態になっているために起こります。
アドレナリンが出ていると非常に夢にリアルさが増して怖い夢を見たりします。
食後2時間くらいから眠くなるのはジェットコースター血糖の可能性があります。

デスクワークなどでじっとしていると糖を消費しにくくなり、インスリンが過剰に分泌されてしまい寝ているときと同じような状態になってしまいます。

■夕食前にリンゴ酢を飲みジェットコースター血糖を予防
ジェットコースター血糖の予防のためにはリンゴ酢を飲むことが効果的と考えられています。
お酢の成分である酢酸(さくさん)は胃の動きが遅くなり糖の吸収がゆっくりになります。
そのため急激に血糖値が上昇するのを予防する効果が期待できます。
酢酸には食べ物の消化を遅くすることで血糖値の上昇を起こしにくくする効果が期待できます。
リンゴ酢は酢酸の量は変わらないのに穀物酢と比べて飲みやすいのが特徴となっています。
酢酸は刺激が強いので原液のまま飲むと胃を痛める可能性があります。
水や炭酸水に薄めて飲んだ方がよいです。

●リンゴ酢ドリンクの作り方
大さじ1杯のリンゴ酢に、大さじ5杯の水を加えれば出来上がりです。