カルシウムで高血圧予防・ストレス解消・がん予防!夜間の高血圧・脳梗塞を改善

日本人はカルシウムが不足しがちといわれていますが、実はカルシウムには様々な病気の予防改善効果があります。
カルシウムには筋肉の収縮、心臓の収縮、脳内の情報伝達、免疫細胞を動かす、ホルモンの調整、血液の凝固などの重要な働きがあります。
高血圧の最大の原因は塩分ですが、カルシウムが腎臓に働きかけ塩分の排出を促す効果があります。
カルシウムを豊富に摂れば神経活動がスムーズになりストレス解消にもつながります。
カルシウムには発がん物質を捕まえて体外へ排出する がん予防効果があります。

■カルシウムの働き
・骨や歯の大事な成分
・筋肉の収縮
・心臓の収縮
・脳内の情報伝達
・免疫細胞を動かす
・ホルモンの調整
・血液の凝固

カルシウムは骨や歯の大事な成分で、カルシウムが不足すると骨がスカスカになり骨粗しょう症の危険性が高くなります。
実はカルシウムは骨を作る以外にも、私達が生きていくうえでも必要不可欠な栄養素でもあります。
近年ではカルシウムが様々な病気の予防改善にも効果があることが分かってきています。
歩いたり走ったりするために必要な筋肉の動きをコントロールする働き、心臓の筋肉に働きかけ正常に鼓動させる働き、脳の中で痛い・冷たい・美味しい・嬉しいなど脳内の情報を伝達する働きなどカルシウムが重要な役割をになっています。

■日本人がカルシウムが不足しがちな原因
・乳製品をあまり摂らない食文化である
・日本の水は軟水が多い

カルシウムは日本人が最も不足している栄養素でもあります。
カルシウムが多い水が硬水で、少ないのが軟水になります。
ヨーロッパなどは硬水が多いためカルシウムの摂取量も多くなっています。
そのため日本人は積極的にカルシウムを摂った方が良いといわれています。

■カルシウムの健康効果
・高血圧の改善
・ストレス解消
・がんの予防

体重50kgの人であれば約1kgのカルシウムがあり、そのうち99%は骨や歯に使われていますが、残りの1%は全身に存在してい大事な役割を果たしています。

■カルシウムで高血圧予防
塩分を摂り過ぎると血液中の塩分量が増加し、それを薄めようと血管内に水分が取り込まれ血液の量が増加し血圧が上昇します。
塩分の摂り過ぎこそ高血圧を引き起こす原因でもあります。
カルシウムをしっかり摂ると厳しい減塩なしで血圧を下げる効果が期待できます。

●1日の血圧の変化
通常人の血圧は朝目覚める前から少しずつ上がり始め、日中活動しているときが最高に上がります。
そして夜は就寝に向けて下がっていき寝た後は1日で最も低くなります。
しかし塩分過多で血圧が高めの人は夜になっても血圧が下がらない夜間の高血圧になっている場合が多いといわれています。
夜間の高血圧は脳梗塞や認知症のリスクを上げるといわれています。
脳梗塞の発症リスクは3倍以上に増加するといわれています。

●カルシウムの高血圧予防効果
カルシウムが腎臓に働きかけ塩分の排出を促すと考えられています。
特に夜間の血圧が下がる効果が期待できるといわれています。

■牛乳コップ一杯のカルシウム量
牛乳コップ一杯(200cc)にカルシウム220mg含まれています。

干しエビ:大さじ1/2(3g)
プロセスチーズ:2切れ
木綿豆腐:3/4丁
ししゃも:4匹
ヨーグルト:2カップ
小松菜:4株

小魚、乳製品、大豆製品、葉物野菜がカルシウムの多い食材になります。
中でもカルシウムを最も効率よく摂れるのが牛乳になります。
カルシウムは以外に吸収されにくく大部分が排出されてしまいます。
牛乳と他の食品でバランス良くカルシウムを摂ることが大切です。

■カルシウムの1日の推奨摂取量
カルシウムの1日の推奨摂取量は、男性で650mg〜700mg以上、女性で650mg以上となっています。

■カルシウムでストレス解消
カルシウムは脳の神経活動に欠かせない重要な栄養素です。
そのためカルシウムが不足すると情報伝達が上手くいかなくなり、ストレスの原因となってしまうことがあります。
カルシウムを豊富に摂れば神経活動がスムーズになりストレスも解消されるといわれています。

■カルシウムでがん予防
カルシウムには発がん物質を捕まえて体外へ排出する効果があるといわれています。
発がん性物質と結合したカルシウムはそのまま体外へ排出され、がんの発生を抑制してくれます。
特に大腸がんの予防効果が期待できます。