老け声・かすれ声は加齢による声帯のたるみが原因。
声帯も筋肉なので鍛えることでたるみを改善できます。
また肌に潤いが大切なように、喉にも潤いが大切になります。
スチーマー・お風呂の湯気・加湿器などで蒸気を吸ったりして潤いを与えることも喉に大切になります。
■老け声
声は喉仏の中にある声帯(せいたい)が震えて音が出ています。
その声帯の振動音が喉や口などで調整され声となって聞こえます。
しかし声帯は加齢と共に変化し老け声につながっていきます。
50歳くらいまでの女性の声の高さは平均240ヘルツといわれています。
これは声帯が1秒間に240回振動してることをあらわしています。
声の高さは声帯の振動数で決まります。
振動数が多いと高い声になり、振動数が少ないと低い声になります。
50歳頃〜は平均200ヘルツ以下になるといわれています。
■かすれ声
声帯の隙間から息が漏れるため声がかすれてしまいます。
■老け声の原因は声帯のたるみ
老け声の原因は声帯のたるみにあります。
声帯がピーンと張っていれば張りのある声になります。
しかし声帯の筋肉が衰えたり粘膜が潤いを失うと張りがなくなってたるんでいき老け声になってしまいます。
■老け声チェック
「あー」と声を出し何秒続くかチェックします。
女性なら12秒以上、男性なら15秒以上が目安になります。
声が続かなかったら老け声の可能性があります。
■声は加齢により女性は低くなり男性は高くなる
女性は加齢によって声が低くなりますが、男性の場合は少し違います。
男性の場合はホルモンバランスの影響が出て、声帯の質そのものが硬くなっていきます。
硬いものを叩くと高い音が出るのと同じように、男性は加齢に伴い少し高くなってきます。
■声帯のたるみの原因
声帯は筋肉粘膜でできています。
声帯の筋肉も加齢と共にやせ細っていき、粘膜は肌と同じようにたるんできます。
■老け声・かすれ声改善エクササイズ
声帯を閉じる筋肉を鍛えれば息もれも減り振動数も増えていきます。
またこのエクササイズには認知症予防効果や脳の老化防止効果も期待できます。
胸の前で手を組み大きく息を吸います。
両手を左右に引っ張ります。
5秒間息をこらえます。
ゆっくり息を吐いてリラックスします。
10回繰り返します。
朝昼晩の3回行います。