脳トレーニング!前頭前野をパラレルアクションで鍛える!(あるある)
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■同時進行力
同時進行力とは2つ以上の作業を同時に進める能力のことです。
例えば、電話対応しながら別の作業をこなしたり、同時に別の料理を仕上げるなど。
この同時進行力をいかに高めているのかが脳の老化に関係しています。
■2つの作業を同時に行うと脳の司令塔である前頭前野(ぜんとうぜんや)活性化する
前頭前野(ぜんとうぜんや)は注意を促したり行動の命令を出したりする脳の司令塔の役割を担っています。
同時進行すると2つの事にたえず注意を配り、次々と命令を出さなくてはならないため前頭前野(ぜんとうぜんや)は活発に働き続けます。
歳をとるごとに前頭前野(ぜんとうぜんや)の細胞が死滅していくことが認知症の大きな原因。
つまり良く同時進行をし、その力を高めていけば前頭前野(ぜんとうぜんや)が常に活性化し認知症の予防につながります。
■パラレルアクション
パラレルアクションとは右手と左手で違うことを同時進行させることで、脳の前頭前野が活性化します。
■パラレルアクションはなぜ脳トレーニングになるのか?
運動の命令は前頭前野が出しています。
前頭前野は動きの命令を“運動野(うんどうや)”に送信し、その命令通りに運動野が身体を動かします。
左右同じ動きを繰り返す場合、前頭前野は最初に命令を一度送るだけで、後は運動野が身体を動かし続けます。
そのため運動中は前頭前野は働く必要がまったくありません。
ところが別々の動きを同時進行すると、前頭前野は動きを間違えないよう常に注意し、2つの動きの命令を出し続けなければなりません。
つまり運動野に2つの命令をたえず送るため前頭前野は活性化し続けます。
このためパラレルアクションを行うと前頭前野が良く使われ老化予防に繋がります。
パラレルアクションは行うことが大事で、たとえ間違ってうまく出来なくても動かしているだけで前頭前野が活性化し、脳のトレーニングになります。
■脳トレーニング:親指・小指運動
まず右手の小指を立て、同時に左手は親指を立てます
今度は逆に、右手は親指を立て小指はグ−に戻し、同時に左手は小指を立て親指をグ−に戻します
この動作を交互に30回繰り返します
■脳トレーニング:なでなでポンポン
右手をパー、左手をグ−にして
右手は頭をなでなでする動きを行い、同時に左手はお腹をポンポンとたたく動きを行います
8回行ったら左右の動きを切り換えます
この8回やったら切り換えるを1分間行います
■たくさんの命令で前頭前野が活性化
このなでなでポンポンを行っている際、前頭前野の仕事は2つの動きの命令を送るだけではありません。
この動きを切り換える時、前頭前野はそれまでの動きを止める命令を出し、同時に動きを正反対に入れ換える命令も出さなければなりません。
つまり切り換えの瞬間、前頭前野はたくさんの命令を送るため、より激しく活性化することが出来ます。
■脳トレーニング:2拍子3拍子
右手と左手の人差し指を立てます
右手で上下に2拍子の動きを行い、同時に左手で三角形に3拍子の動きを行います
左右同時に1分間動かします
ちなみに6回動かすと左右の指が揃います
■2つのリズムで前頭前野が活性化
実は身体で刻むリズムの命令を出しているのも前頭前野です。
通常のリズムを刻む場合、前頭前野はリズム中枢に一度命令を伝えれば仕事は終わり。
後はリズム中枢が身体にそのリズムを刻ませます。
ところがリズムが2つになると、前頭前野は2つのリズムが一緒にならないよに命令を出し続けなくてはなりません。
そのため常に前頭前野が活性化し続けます。
つまり2拍子3拍子の場合、運動野に送る動きの命令が2つ、リズム中枢に送る命令が2つ、前頭前野は4つの命令をたえず出さなくてはなりません。
そのため前頭前野が激しく活性化し続けることが出来ます。
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