手術療法について

腰痛の原因は、生活習慣や生別 、年齢職業などが複雑に関係していますが、多くの場合、腰を支える骨筋肉の故障が腰痛の原因となっています。急性期は安静にし、回復期に少しずつ身体を動かし腰痛を予防しましょう。

■手術療法とは
腰椎や椎間板の障害が周辺の神経におよび、腰痛だけでなく下肢の痺れや痛み、歩行困難、排尿・排便困難などを引き起こし、耐えられない痛みがあるようなときは手術を行ったほうが良いようです。

■ラブ法によるヘルニア手術
椎間板ヘルニアの手術で一般的に行われている方法です。
背中側から神経を包む椎弓という椎骨の一部を切除し露出させ、硬膜と神経根を確かめながら横によけヘルニアを摘出する方法です。
手術はだいたい一時間程で、歩行できるようになるまで一週間程かかります。

■経皮的随核摘出手術
切開しないで随核を吸引する方法です。
直径5mmの細い管を背中の少しわきから皮膚に直接刺して、椎間板の中の随核を吸引します。
これにより飛び出していたヘルニアがもとに戻り神経根への圧迫がなくなります。
体への負担が少なく、1週間から13日ほどで退院できます。
ただしこの方法は70%の治癒率で、大きく飛び出したヘルニアには効果がありません。
また40代以降の人では随核の弾力性が低下しているため行うことはできません。

>湿布
>温熱療法
>マッサージ療法
>けん引療法
>運動療法
>コルセット(装具療法)
>薬物療法
>神経ブロック療法
>手術療法
>もし家の外で腰痛に襲われたら