姿勢が崩れると疲れが溜まりやすくなります。
腹圧呼吸法で体の歪みをとることで疲労回復効果が期待できます。
ふくらはぎを動かしてヒザ裏のリンパ節を刺激して血行を改善すると疲労物質の滞留を予防することにつながります。
間違った疲労回復法は逆に疲労を溜め込み老化を進行させてしまうこともあります。
疲労回復には豚しゃぶにブロッコリースプラウトを巻いて食べると効果的です。
ブルーベリーの抗酸化作用が疲れの解消や老化予防効果が期待できます。
■腹圧呼吸法で疲労回復
背中・お尻・ヒザが90度になるようにイスに座ります。
手の甲を太ももに置き、足の付け根の部分を軽く押すように当てます。
その指が前に動くようにお腹を膨らませながら鼻からゆっくり息を吸います。
お腹を膨らませたまま口からゆっくり息を吐きます。
ポイントは息を吸う時も吐く時も、お腹の圧を保っておくことです。
これを1日2分間行います。
この腹圧呼吸法で体の歪みを正します。
■腹圧呼吸法で体の歪みをとり疲労回復
しつこい疲れの原因のひとつが体の歪みにあります。
体に歪みがあると、その不自然さをカバーしようとして体に負担がかかり疲労が蓄積されていきます。
腹圧呼吸法を続けると、お腹周りのインナーマッスルを鍛えることができて体の軸が安定するようになります。
その結果自然と正しい姿勢になり体の負担が減って疲労が溜まらなくなります。
■疲れない立ち方
両足を肩幅に開いて真っ直ぐ立ちます。
腰骨を中心に左右に小さく揺れながら重心をそれぞれの足に交互に移動させます。
この立ち方で重心のバランスが整い姿勢が良くなって疲れにくくなります。
■肩こり解消法
両手の指先を肩の上に軽く置きます。
指が肩から離れないようにして腕を前から後るへと大きく回します。
1日10回程度行います。
できるだけ胸を前に出してヒジを遠くに回すように肩甲骨を動かします。
■下半身の疲労解消法
背中・お尻・ヒザが90度になるようにイスに座ります。
ツマ先を床につけたままカカトをゆっくり上げ下げします。
これを15秒間行います。
両足のカカトを床につけたままツマ先をゆっくり上げ下げします。
これを15秒間行います。
この疲労解消法では、ふくらはぎを動かしてヒザ裏のリンパ節を刺激することで血行が良くなり、疲労物質の滞留を防ぐことができます。
■スーパー回復浴で疲労回復
スーパー回復浴では冷水と温水を交互に浸かります。
まず浴槽に約38℃のお湯をはり、シャワーからは水が出るように設定しておきます。
最初に水シャワーを1分間浴びます。
次にお湯に30秒浸かり、水シャワーを30秒浴びます。
これを5セット行います。
最後に水シャワーのみ1分間行います。
体を温めて冷やすことで血管の収縮と拡張が繰り返され、血行が良くなって疲労回復につながります。
血行が良くなると疲れた筋肉に多くの栄養素が運ばれるので早期の回復につながります。
この入浴法は汗を多くかくため、入浴前後に水分補給をするとよいです。
ただしスーパー回復浴は高齢者や持病のある人にはハードなので要注意です。
■水シャワーで疲労回復
お風呂から上がりに手足の先に5〜10秒ほど水をかけます。
血行が良くなり疲労回復効果が期待できます。
■副腎(ふくじん)と疲労の関係
腎臓の上には副腎(ふくじん)と呼ばれる臓器があります。
副腎には疲れをとるホルモンが蓄えられていて、睡眠中にそのホルモンが分泌されて朝までに疲れが解消されます。
しかし日頃から間違った疲労回復法を行っていると、このホルモンが無駄遣いされて疲労回復に必要な分が足りなくなって疲れがとれにくくなってしまいます。
■疲労回復には「焼き肉」ではなく「しゃぶしゃぶ」が良い
肉を高温で焼くと焦げ目のところにAGEという物質で出来てしまいます。
AGEとはタンパク質と糖が結合した物質で老化を加速させてしまうといわれています。
AGEを疲労している時に食べると体が酸化してしまい疲労がとれにくくなってしまいます。
●肉を食べるときはしゃぶしゃぶがおすすめ
しゃぶしゃぶにすると肉を焼かないのでAGEができなくなり、疲労しにくくなります。
疲労回復には牛肉よりもビタミンB1が豊富な豚肉がオススメです。
●豚肉とブロッコリースプラウトを一緒に摂ると疲労回復により効果的
ブロッコリースプラウトの抗酸化作用が体の酸化を抑えてくれます。
豚しゃぶにブロッコリースプラウトを巻いて食べるとより疲労回復に効果的です。
■疲労回復には「チョコレート」ではなく「ブルーベリー」が良い
チョコレートなどの甘い糖分を摂ると血糖値が上がり、それを下げようとしてりインスリンが分泌され血糖値が下がります。
血糖値の上下動が激しいと体に負担がかかり、疲労回復ホルモンを無駄遣いすることになってしまいます。
ブルーベリーは体の酸化を防ぐ抗酸化力が強く、疲れの解消や老化予防効果が期待できます。
1回の間食で手の平1杯分が目安になります。
■コーヒーは疲労回復につながらない
コーヒーに含まれるカフェインには脳からドーパミンという快楽物質を分泌させる働きがあるため、一時的に疲労感を減らすことができます。
しかし実際に溜まった疲労は消せないため疲れを増やす原因になる場合があります。