キウイフルーツに含まれる食物繊維は大量の水分を含んでいて中の水分を保持して大腸の通過時間を短くして便秘を解消する効果が高いといわれています。
キウイフルーツを日1個以上を3度の食事のどこかで食べるだけで便秘を解消する効果が期待できます。
■便秘について
便秘は便が腸内をなかなか進まず滞ることで起こります。
便秘は排便回数の目安は週3回未満、便を十分量かつ快適に排出できない状態をいいます。
■キウイフルーツに便秘解消効果
キウイフルーツには便のスピードアップ効果が期待されています。
キウイフルーツ自体が水分を保持する能力があり、便中の水分を保持して大腸の通過時間を短くして便秘を解消すると考えられています。
キウイフルーツに含まれる食物繊維は大量の水分を含んでいます。
リンゴやオレンジなど食物繊維が多い果物に比べて2倍近い保水力があります。
それが体内に入り大腸に届くと、停滞してカチカチに固まっていた便に潤いが与えられ軟らかくなります。
すると腸の中をすばやく移動できるようになりスムーズな排便ができるようになります。
■キウイフルーツで便秘解消する方法
1日1個以上を3度の食事のどこかで食べるだけです。
■これまで便秘解消に良いとされる食べ物
・食物繊維が豊富な野菜やフルーツ
・腸内環境を整える発酵食品
■食物繊維の種類
食物繊維には色んな種類があり、種類によって得意分野や効果が異なってきます。
食物繊維の種類を知ることもポイントになってきます。
代表的な食物繊維には、セルロース、ヘミセルロース、キチン、リグニン、ペクチン、アルギン酸、β-グルカン、グルコマンナン、イヌリンなどがあります。
■水溶性食物繊維と不溶性食物繊維について
食物繊維には水溶性と不溶性があります。
レタスやゴボウなどに多く含まれる水溶性食物繊維には、便のかさを増して腸のぜん動運動を促進させる効果があります。
基本的にはこれで便秘が解消しますが、便秘の状態で大量の不溶性食物繊維を摂ると、それまで溜まっていた便がさらに大きく硬くなってしまい出しにくくなることもあります。
水溶性食物繊維は水を含むとゲル状になるため、便を軟らかくする効果があります。
便秘のときに必要なのは水溶性食物繊維になります。
水溶性食物繊維は、リンゴ、コンニャク、海草類などに多く含まれています。
またリンゴに含まれる水溶性食物繊維のペクチンは、熱を加えると便秘解消効果のアップが期待できます。
ペクチンはお腹の中の乳酸菌を増やして腸内環境を良くしてくれます。
普通の食生活では不溶性食物繊維4:水溶性食物繊維1という割合になっています。
そのため食物繊維は意識して水溶性食物繊維を多めに摂ったほうが良いとされています。
■不溶性食物繊維はよく噛んで食べる
便秘がちな人は海藻などの食物繊維を摂るときは注意が必要で、よく噛まないと未消化になり詰まりやすくなります。
便秘がちな人は海藻を食べるときはよく噛んで食べた方がよいです。
玄米も不溶性食物繊維なのでよく噛んで食べたほうがよいそうです。
■便秘治療の名医(2018年8月時点)
兵庫医科大学
内科学消化管科 主任教授
三輪 洋人(みわ ひろと)先生
医師が診療の際に使う慢性便秘症診療ガイドラインの作成委員長を務めるなど、最先端の便秘研究に精通する日本を代表する便秘治療の名医です。
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