■相性と脳の働き
私達の脳では、出会った瞬間に相性を判断しています。
脳ではまず人間の喜怒哀楽の感情を司る扁桃体(へんとうたい)で、相手との相性を本能的・直感的に判断しています。
脳の第一段階では扁桃体で瞬時に相性判断し、脳の第ニ段階では大脳皮質と呼ばれる脳の中枢で、自らの経験や知識を駆使して理論的に相性を判断しています。
ただ扁桃体(へんとうたい)が何を根拠に判断を下しているか、ということはまだはっきりしていません。
ひとつ言われていることは、その判断に遺伝子が関わっていると考えられています。
■アドラー心理学
対人関係の悩みに効果を発揮する心理学。
普段行っている行動で深層心理を導き出します。
現在はイジメや家庭内暴力といった深刻な問題を短期間で解決するのに用いられています。
■アドラー心理学による相性判断
●友人とドライブ中、道に迷ってしまったらどうしますか?
1:気にせず運転を続ける
2:誰かに道を聞く
3:地図を調べる
4:近くで別の遊びをする
●友人から「旅行どこに行く?」と聞かれたときどう答えますか?
1:どこでもいいよ
2:あなたの行きたいところに行こうよ
3:とにかくついてくればいいから
4:前から○○に行きたかったから行こうよ
●友人とトイレに行ったら1つしか空いていません。どうしますか?
1:友人にゆずる
2:お願いして自分が先に行く
3:当然自分が先に入る
4:別のトイレを探す
●街で他人と肩がぶつかりました。どうしますか?
1:「イタッ」でもしょうがないか
2:「すみません」
3:「気をつけろよ」
4:特に気にならない
●あなたの好きなお菓子を友人が食べようとしています。どうしますか?
1:仕方ないとあきらめる
2:半分分けてもらう
3:全部自分が食べる
4:気にもしないで別のお菓子を食べる
>5つの質問の回答で一番多かったのは何番でしたか
●1番が多かった人は「安楽型」
・省エネで生きて行くタイプ
・できるだけエネルギーを使わないようにして現状を満足しながら生きていくタイプ
・他人から干渉されるのを嫌い、他人よりも自分に興味がある
●2番が多かった人は「依存型」
・何をするにも常に誰かに頼って生きていくタイプ
・自分で決断するのを嫌う
・他人の行動を常に気にしている傾向がある
●3番が多かった人は「支配型」
・リーダーシップをとりたがるタイプ
・他人を自分の思い通りに動かした
●4番が多かった人は「優越型」
・自分の価値観や、やりたいことを大切にするタイプ
・他人よりも自分に興味がある
・自分の世界を持ち、自己陶酔しやすい傾向がある
>最も相性の良い組み合わせ
●「安楽型」と「優越型」
両者とも自分に関心があるタイプなので、お互いを尊重し合える良い関係。
●「依存型」と「支配型」
依存型は支配型に頼る事で安心感を得られ、支配型も頼られることで力を発揮出来ます。
>最も相性の悪い組み合わせは
●「支配型」と「優越型」
「安楽型」と「安楽型」は○
「依存型」と「依存型」は△
「支配型」と「支配型」は×
「優越型」と「優越型」は○
■生まれ順によって決まる4つのタイプ
●兄妹の中で最初に生まれた「第一子」
・教えるのがうまい
・仕切り屋
・世話好き
・甘えられるのが心地よい
・自分の気持ちを言わない
・自分の気持ちより調和を大切にする
●上と下の兄妹に挟まれている「真ん中っ子」
・中間管理職
・どんな人ともうまく付き合える
・甘えさせることも甘えることもできる
・上と下に対して不満がある
・大勝負には出ず、無難な方を選ぶ
●兄妹の中で最後に生まれた「末っ子」
・アピールがうまい
・負けず嫌い
・甘え上手
・自分を中心に世界が回っていると思っている
・思ったことをすぐに言う
●「ひとりっ子」
・妄想壁がある
・マイペース
・集団の中で浮いてしまう
・ひとりの時間が苦ではない
・争う相手がいないので平和主義
●生まれる順による最も相性が良い組み合わせ
「第一子」と「末っ子」
甘えさせる第一子と甘える末っ子は良い関係になります。
●生まれる順による最も相性が悪い組み合わせ
「末っ子」と「ひとりっ子」
ひとりっ子は末っ子の甘えさせ方が分からない。
「第一子」と「第一子」は△
「真ん中っ子」と「真ん中っ子」は○
「末っ子」と「末っ子」は×
「ひとりっ子」と「ひとりっ子」は△