肩こりの原因は筋膜のしわが硬くなった状態にあります。
筋膜のしわを伸ばすことが肩こり改善につながる。
■筋膜(きんまく)について
筋肉は数千本から数万本の筋繊維で形成されています。
それをバラバラにならないように束ねているのが筋膜(きんまく)です。
■肩こりの原因は筋膜のしわが硬くなった状態にある
筋肉のこりは、長時間筋肉が収縮した状態が続く事で血流が悪くなり硬くなった状態にあります。
筋肉のこりは揉みほぐして血流を良くすることで柔らかい状態に戻ります。
しかし筋肉が凝る状態を何度も繰り返すことで筋膜が癒着してしまい筋膜に「しわ」ができます。
この筋膜のしわがものすごく頑固で癒着してしまうと、ちょっとやそっとじゃ取れなくなります。
筋膜にしわがある限り、筋肉もそこに引っ張られてこりになってしまいます。
これが肩こりの元凶になります。
筋肉をいくらほぐしても筋膜を正常に戻さないと直ぐにこりに戻ってしまいます。
■筋膜リリース
各筋肉には必ず一ヶ所筋膜のしわが寄る場所があります。
しわがあるところを挟み込むようにして手を置き、筋膜まで圧を加えた後にゆっくり伸ばしていきます。
このときにどの方向が一番ほぐれるか探りながら伸ばしていきます。
■自分で行う筋膜リリース方法
●肩こり改善筋膜リリース方法1
イスに腰掛けて行います。
右手をやや後ろ後方の方に伸ばします。
指先が床に潜り込むイメージで伸ばします。
少しアゴを引いて左に首を倒します。
左手で右の肩を押さえておきます。
左耳を肩よりも前に出すように回していきます。
この状態を20〜90秒キープします。
首を傾けたまま鼻を左肩に近付けます。
この状態を20〜90秒キープします。
反対側も同じように行います。
●肩こり改善筋膜リリース方法2
イスに腰掛けて行います。
平泳ぎのように両腕を前に伸ばして20〜90秒キープします。
このとき背中を丸めず肩甲骨だけを押し出します。
ヒジを肩の高さのまま後ろに引き20〜90秒キープします。
肩甲骨を起こすイメージで手を上に上げます。
ヒジが下がらないように意識し、この状態を20〜90秒キープします。
●肩こり改善筋膜リリース方法3
立って行います。
右手を頭の後ろ、左手を背中の後ろにヒジが直角になるように曲げます。
そこからヒジを反時計回りに回します。
この状態を20〜90秒キープします。
右足を左足の前にクロスさせ、体を左に倒します。
この状態を20〜90秒キープします。
反対側も同様に行います。
●肩こり改善筋膜リリース方法4
右手の平を自分に向けて上に上げ、左手の平を後ろに向けて後方に伸ばします。
右足を一歩前に出します。
右手は上に、左手は下に伸ばし、軽く体を左にひねります。
この状態を20〜90秒キープします。
反対側も同様に行います。
1日3セットを目安に行います。
慣れるまでは無理せず、出来る範囲で行いましょう。
痛いのを我慢して伸ばすのは逆効果になります。
勢いをつけずゆっくり気持ち良い力加減で行いましょう。
■ストレートネックチェック
・アゴを引くのが辛い
・耳が肩より前に出ている
■ストレートネックによる肩こり解消法
タオルを用意します。
両手でタオルを持ち、首の後ろの真ん中に当てます。
手を斜め上に引っぱると同時に頭を少し倒します。
その状態からアゴをのど元に引きつけます。
この状態を20〜90秒キープします。
1日5セット行います。
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