ミトコンドリアが体のエネルギー源となるATPを作る。
少しきつい運動1分間でミトコンドリアが増加。
カロリー制限でミトコンドリアが増えてスタミナアップ。
■ミトコンドリア
細胞の中には核というものがあり、その周りにミトコンドリアがいます。
一つの細胞に数百個〜300個あるといわれています。
ミトコンドリアは加齢などで減っていきます。
■ATPが体のエネルギー源
ミトコンドリアは脂肪・糖・酸素をもとにATPを作り出し、私達の体のエネルギー源となっています。
ミトコンドリアが1日に作れるATPは50キロにもなります。
■少しきつい運動がミトコンドリアを増やす
ミトコンドリアはエネルギーが足りないと感じると、増えるという仕組みがあります。
細胞の中でATPがなくなると、ミトコンドリアを増やす仕組みが働き出します。
普通に歩く場合、脂肪やブドウ糖などの燃料がある限りミトコンドリアはATPを同じペースで作り続けます。
早歩きをすると多くエネルギーが必要となり瞬間的にATPが足りない状態が発生します。
細胞にはエネルギー不足を感知する酵素がいて、ATPが足りないと気付くとミトコンドリアを増やすスイッチがONになります。
それが合図になってミトコンドリアが分裂し始めます。
結果、ATPをよりたくさん作るようになります。
■1分間体に負荷をかけるとミトコンドリアが増えてスタミナアップ
ATPが足りなくなるのは、しんどいと感じる運動を1分続けてからになります。
つまり最低1分間しんどい状態を保つことでミトコンドリアを増やすスイッチがONになります。
●インターバル速歩
ゆっくり3分歩きした後に早歩きを3分行います。
これを交互に繰り返します。
●インターバルトレーニング
その人にとってエネルギーが足りないという状態が大切になります。
■姿勢が良いとミトコンドリアが多い
姿勢が良い人はミトコンドリアが多いと考えられています。
姿勢を維持する筋肉にはミトコンドリアが多いといわれています。
背筋をピーンと伸ばし続けてもミトコンドリアが増加する効果が期待できます。
■カロリー制限でミトコンドリアが増えてスタミナアップ
カロリー制限をすると長寿遺伝子がONになり、長寿遺伝子の働きでミトコンドリアが増えます。
体のエネルギーが足りないと感じると体はミトコンドリアを増やそうとします。
空腹感がミトコンドリアを刺激して数を増やします。
■ミトコンドリアの働きを助ける食材
・タウリン イカ、タコ
・ビタミンB群 ウナギ
・鉄 レバー
タウリンが足りないとミトコンドリアは増えてくれません。
ビタミンB群や鉄は、ミトコンドリアがATPを作るために必要な栄養素です。
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