熱を下げるには冷たいタオルなどで、首の周り、ワキの下、脚の付け根など太い血管が走っている部分を冷やすのが効果的です。
頭を冷やしても熱は下がりません。
■ウイルスと戦うため熱はある程度まで上がり、発汗して熱を下げる
カゼなどをひいた時の熱は頭がここまで上がれと決めています。
ウイルスに感染したので体温を上げて戦うために、何度まで上げると決めたてそこに向かっていきます。
そのため冷やそうとしても体温を下げるのは難しいとされています。
ある程度熱が上がると今度は発汗して熱を下げようとします。
これを繰り返しながら効果的にウイルスの感染から身体を守っていきます。
カゼをひいたときに熱が上がるのは、ウイルスなどの外敵が熱に弱いためです。
■カゼをひいて熱があってもお風呂に入ってもよい
カゼをひいたりして熱があってもお風呂には入ってもよいそうです。
ただし上がったあとは温かくして体を冷やさないことが大切です。
カゼをひいたらお風呂は入ってはいけないというのは、昔の日本ではお風呂が外にあったり、銭湯などで外に行くことが多かったためです。
外にいる際に体が冷えてしまうので、カゼをひいたらお風呂は避けた方が良いとされていました。
髪の毛を洗うことで、ウイルスを取り除かれる効果が期待できます。
■ネギは首に巻くのではなく食べる方がカゼ予防に効果的
首にネギを巻いてもカゼは治りません。
刻んで食べた方がカゼの予防に効果的です。
ネギやニンニクに含まれる苦味成分のアリシンには、血行を促進や疲労回復の効果があるといわれています。
そのためネギなどを摂取すると、熱を上げて下げることを促進してくれる効果が期待できます。
■たまご酒はカゼの効かない
お酒を飲むとアルコールで体が脱水症状になり、粘膜が乾燥しやすくなります。
するとウイルスに取り付かれやすくなってしまいます。
■ヨーグルトなどでカゼやインフルエンザを予防
カゼ薬は、カゼによって起こる症状が治るものです。
カゼの根本を治すのは自分の免疫力しかありません。
腸内細菌を整えると免疫力が高まるとされています。
そのためヨーグルトなどでカゼやインフルエンザを予防する効果が期待されています。