お肉で長生き!イキイキ血・ヘロヘロ血!蛋白質・エネルギー欠乏症!お肉はタンパク質やミネラル、ビタミンが豊富なバランス栄養食。野菜よりも鉄分が豊富、吸収率は野菜よりも高い。ビタミンB1は豚ヒレ肉100gでレモンの17倍
■蛋白質・エネルギー欠乏症、PEM
蛋白質・エネルギー欠乏症とは、その名の通りたんぱく質とエネルギーが足りていない栄養不足の状態のことです。
飽食と呼ばれる現代で、65歳以上の4人1人が栄養不足の状態だと言われています。
そしてそのまま放っておくと、身体を動かす筋肉量が減少したり、さらにカゼなどから身体を守る抵抗力が弱まるなど様々な身体機能の低下が起こります。
近年、お年寄りの寝たきりや死亡原因の一つとして早期発見の重要性が叫ばれています。
主な原因は血中にある健康配達成分と呼ばれる重要な成分が不足することにあります。
その成分がアルブミンとヘモグロビンです。
■アルブミンとヘモグロビン
アルブミンとヘモグロビンとは、タンパク質から作られる成分のことです。
アルブミンとヘモグロビンの2つの成分は、血中で様々な栄養素や酸素を運び、身体中の細胞を活性化させるという重要な働きがあります。
しかし年を重ねてからアルブミンとヘモグロビンが不足すると身体中に栄養と酸素が行き届かず、細胞がもろくなってしまいます。
その結果、脳卒中や心筋梗塞といった血管病を引き起こしやすくなってしまいます。
■カロリー不足とイキイキ血・ヘロヘロ血
カロリーが不足すると、体内ではタンパク質の使われ方にある変化が起きます。
足りないカロリーを補うためにタンパク質が糖分に変えられてしまいます。
このアルブミンとヘモグロビンが減少してしまった血液こそ長生きできないと言われているヘロヘロ血の状態になります。
栄養不足の状態が様々な血管病を招くことが最近分かってきています。
だからこそヘルシーでカロリーレスな食事にする時は、より多くのタンパク質を摂る必要がります。
近年日本人は、健康を意識するあまり低カロリーな物を好む傾向にあると言われています。
しかしある程度年を重ねたら逆に栄養をしっかり摂る事も大切であり、タンパク質を中心にお肉を摂ることも大切です。
■お肉は長生きバランス栄養食材
お肉はタンパク質やミネラルが豊富なバランス栄養食です。
またお肉は野菜よりも鉄分が豊富で、吸収率は野菜よりも5倍〜10倍も高いそうです。
その他にもお肉はビタミンが豊富で、特にビタミンB1は豚ヒレ肉100gでレモンの17倍も含んでいます。
毎日の食事の中でお肉を適量摂取すれば長生き出来るイキイキ血に近づくことができます。
1日に必要なタンパク質は13.7gほどになります。
鶏もも肉は約73g、豚ばら肉は約93g、牛ばら肉は約125gの摂取が必要になります。