介護の負担軽減方法!かいごストレス軽減方法!介護で大事なポイントは、介護されている人に動く準備をしてもらうことで人間の自然な動きを引き出すことです。ストレスを緩和したり、ストレスを取ったりすることが非常に大切です
家で何らかの手助けや見守りを必要としている人は約523万人いると言われています。
■人間の自然な動き
人は立ち上がるとき、いったん前かがみになってから立ち上がります。
人がベッドから起き上がるときは、ヒジをついて上体を支えながら起き上がります。
人が寝返りをうつとき、まずヒザを立ててヒザの裏で蹴るようにしながら寝返りをうちます。
■介護の負担軽減方法のポイント
介護で大事なポイントは、介護されている人に動く準備をしてもらうことで人間の自然な動きを引き出すことです。
相手がまったく動けない場合や、相手に自分で立ち上がる足の力も無い場合でも、相手の自然な動きを引き出し介護される人の力も活用することです。
■イスから立ち上がるときの介護負担軽減方法
相手のヒザと自分のヒザを合わせます。
ヒザを支点にして後ろに体重を移動します。
■ベッドから車椅子に移すときの介護負担軽減方法
まずベッドのわきに安定したイスを車椅子の方向に斜に向けて置きます。
左手で相手の背中を支えながらヒザを折り曲げて自分のお腹に押し付け、
相手のわきの下に自分の頭を入れます。
右手を相手の太ももと自分の右足の間に入れてゆっくりイスに座ります。
左手で背中を引き寄せながら右手で太ももを持ち上げ、相手のおしりをベッドから浮かせます。
車椅子の方に自分の体ごと向けゆっくりと立ち上がり、相手のおしりを確実に車椅子に乗せます。
■ベッドで体の位置の直す時の介護負担軽減方法
ヒザを曲げてもらい、自分の右足を乗せてヒザをつき、お腹でヒザを押さえます。
お尻を少し浮かせてもらい、うえに上げるのではなく、お尻を前に押して位置を変えます。
ポイントは体がベッドに接している面積を小さくすることです。
■介護者のストレス軽減方法
介護をしていると介護者は介護のことばかり考えがちです。
介護以外の自分というものをついつい忘れがちになってしまいます。
そのためストレスを緩和したり、ストレスを取ったりすることが非常に大切です。
●ノートに書いてストレス軽減
介護について良かったことや、介護以外の生活で嬉しかったことを1日1回書き出します。
ポイントは無理に探さないことで、ささいなことを書くことです。