飛蚊症(ひぶんしょう)と網膜剥離(もうまくはくり)!

飛蚊症(ひぶんしょう)と網膜剥離(もうまくはくり)。飛蚊症の人で網膜剥離になる人の割合は1万人に1人ほど。黒い影などの見える数が急激に増えたり視野が狭くなってきたときは一刻も早く病院に行って検査を受けるようにしましょう

■飛蚊症(ひぶんしょう)
目の中にはコラーゲンの繊維があります。
生まれてすぐのときはものすごく細かくキレイに並んでいる状態で、その間をヒアルロン酸と水が埋めています。
年をとるにしたがって、コラーゲンの繊維の並びにかたよりがでてきます。
さらにはコラーゲンの濃い部分と水分ばかりの部分が出来てきたりします。
するとコラーゲンの繊維の束がほつれたり切れたりします。
ここに目から光りが入ってきて、網膜にこの糸くずの影がうつりそれが黒く見えてしまいます。
これは老化現象のひとつであり病気ではありません。
この糸くずの影が黒く見えてしま現象はある程度は慣れていくので、真っ青な空や真っ白な紙を見た時以外はそんなに気にならなくなっていくそうです。

■網膜剥離(もうまくはくり)
目の奥の網膜と目の中のゼリー状の物体というのはくっついています。
老化によってこのゼリー状の物体が前方の水晶体の方へ移動してきます。
これ自体で網膜剥離になることはありません。
ゼリー状の物体が前方の水晶体の方へ移動して剥がれていくときに網膜も一緒にもっていってしまい、網膜に穴があいてしまうことがあります。
穴があいてもすぐには網膜剥離にはなりません。 穴から水分が流れ込んでいき網膜剥離となってしまいます。
飛蚊症の人で網膜剥離になる人の割合は1万人に1人と言われています。

■症状があらわれたら病院へ
黒い影などの見える数が急激に増えたりしたら一刻も早く病院に行って目の定期検査を受けるようにしましょう。
またホタルがパッと光った感じがしたり、視野が狭くなってきたときは網膜が剥がれているおそれがあるので、一刻も早く病院へ行きましょう。