バナナのすごい健康効果、ポリフェノールの抗酸化作用、バナナのカリウムで夏の血栓予防、痛風予防

バナナの皮にはカリウム、ポリフェノール、食物繊維、オリゴ糖、トリプトファンが豊富に含まれています。
バナナの黒い斑点はシュガースポットと呼ばれ、ポリフェノールが倍増した証拠です。
バナナのポリフェノールには抗酸化作用があります。
バナナのカリウムには夏の血栓を予防する効果が期待できます。
バナナには尿をアルカリ性に傾けて尿酸値を下げて痛風発作を起こしづらくする効果が期待できます。

■バナナは柄から遠い部分が一番甘い
バナナは柄から遠い部分が一番甘くなっています。
バナナは下向きに生えていて、花が咲くと上向きになって光合成をします。
太陽の光を浴びて光合成すると糖分が作り出され甘くなります。
バナナはお尻(柄から遠い部分)が甘くなります。

■バナナで寝つきが良くなる
バナナにはリプトファンというアミノ酸が豊富に含まれています。
リプトファンは脳でセロトニンという睡眠誘導物質に変わります。
そのため寝つきが良くなります。

■皮ごと食べられるバナナにすごい効果がある
果物や野菜の皮には凄く栄養が多く含まれています。
バナナの皮にも抗酸化作用や抗炎症作用があるポリフェノールが含まれています。
バナナの皮にはカリウム、ポリフェノール、食物繊維、オリゴ糖、トリプトファンが豊富に含まれています。

海外で生産されるバナナは輸送までに時間がかかるため、十分に樹液を吸うことができずに収穫されています。
そのため皮が厚くなってしまいます。
国産のバナナは出荷ギリギリまで樹液を吸い続けるため実が大きくなり皮が薄くなります。
皮ごと食べられるバナナは無農薬で栽培されたものに限られます。
皮ごと食べられるバナナの皮にはポリフェノールが豊富に含まれ、病気や老化の原因となる活性酸素を消すことができるといわれています。
血液ドロドロを防ぐバナナのポリフェノールの抗酸化作用。
バナナの皮には実の約10倍もの抗酸化作用があるといわれています。

■バナナの黒い斑点「シュガースポット」
バナナの黒い斑点はシュガースポットといわれ、その正体はポリフェノールです。
シュガースポットが出たバナナはポリフェノールが2倍になっています。
ぶどうと比べても倍のポリフェノール量になっています。
熟したバナナは甘さだけでなく夏の血栓を防ぐ最強の食材でもあります。

■バナナを冷凍してポリフェノールが倍増したバナナをキープする
バナナは傷むとポリフェノールなどの栄養素が下がってしまい美味しく食べられません。
バナナは収穫してからも呼吸をしてます。
冷凍することによってその呼吸を止めて傷みを防ぐことができます。
シュガースポットが出たバナナを食べやすい大きさに切って冷凍すれば、倍増したポリフェノールの状態を美味しくキープすることができます。
冷凍すれば約1カ月の保存が可能だといわれています。

■夏場は脳梗塞のリスクが高まる
脳血管障害は冬に多いイメージがありますが、実は脳梗塞は夏に多いとされています。
脳梗塞は気温の変化が大きく関係しているといわれています。
30℃以上になると脳梗塞の死亡率が上昇します。
32℃以上になると脳梗塞による死亡率が1.66倍まで上昇します。
気温が上がると体温も上がります。
すると体は熱を下げようと大量に汗をかきます。
大量に汗をかくと体内の水分が減り血液の粘度が高まってドロドロになってしまうといわれています。
夏の突然死は脱水から始まる血栓で、それによる脳梗塞のリスクも上がります。

■バナナのカリウムで夏の血栓予防
バナナに含まれるカリウムが猛暑で固まりやすくなった血液をサラサラにしてくれ、血栓をできにくくしてくれます。
バナナに含まれるカリウムの量は果物の中で一番多く、みかんやリンゴの約3倍にもなります。
カリウムは体の中の余分な塩分を外に出してくれます。
つまり血圧を下げる作用があります。
血管を柔らかくして血管年齢を良くする作用があります。

■痛風について
痛風は暴飲暴食などが原因で足指の付け根などが腫れ上がり激痛が起こる病気です。
痛風の患者数は100万人以上、予備軍は1000万人ともいわれています。
痛風で尿酸が高いのは食生活が重要ですが、脱水も関係しています。

■バナナで痛風予防
バナナは尿をアルカリ性に傾けてくれ、尿酸値を下げて痛風発作を起こしづらくしてくれます。