トマトと赤パプリカの高い抗酸化力、リコピン、カプサンチン、ビタミンA・C・E、GABA

トマトはシミやシワをだけでなく万病のもとである動脈硬化まで予防する健康食材でもあります。
トマトは医師が健康のために食べている野菜ナンバー1ともいわれています。
トマトのリコピンには高い抗酸化力があり、動脈硬化予防、がん予防、高血圧予防、二日酔い予防、美肌効果が期待できます。

赤いパプリカに豊富に含まれるビタミンA・C・Eには高い抗酸化力があります。
赤パプリカのカプサンチンにも高い抗酸化力があり、脂肪燃焼効果、血液サラサラ効果が期待できます。
トマトのリコピンと赤いパプリカのカプサンチンは油と一緒に摂ると吸収率がアップします。

■トマトのリコピンの抗酸化力
トマトの赤い色素成分のリコピンには多くの健康効果があり、抗酸化力が高いことが特徴となっています。
人間の体内では取り込んだ酸素の一部が活性酸素となり、細胞を酸化させ万病の元となっています。
抗酸化力を持つ成分は活性酸素を除去し細胞の酸化を抑えてくれます。
このパワーを持つ成分には様々な種類があり、特に夏野菜に多く含まれています。
中でもトマトのリコピンの抗酸化力はきわめて高いといわれています。
カボチャなどに多く含まれているビタミンEと比べるとそのパワーは100倍以上といわれています。

■トマトのリコピンで動脈硬化予防
悪玉コレステロール値が高い、善玉コレステロール値が低いと心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を招きます。
トマトを8週間食べると善玉コレステロールが増えたという報告があります。
つまりトマトのリコピンには動脈硬化を予防する効果が期待できます。

■トマトのリコピンでがん予防
イタリアの研究ではトマトを食べる頻度が高い人は胃がん・大腸がん・直腸がんになるリスクが低いということが分かっています。

■トマトのリコピンの美肌効果
トマトのリコピンにはシミやシワの原因となる活性酸素を除去する効果があります。
そのため肌を美しく保つ効果があります。

■トマトのGABAで高血圧予防
トマトのGABAには高めの血圧を下げてくれる効果があります。

■トマトを加熱調理してリコピンの吸収率がアップ
リコピンは熱を加えることで吸収率がアップします。

●トマトご飯
コメとトマトとオリーブオイルを入れて炊飯します。
出来たら軽く混ぜ合わせ、お好みでポン酢を少々加えて出来上がりです。
オリーブオイルを入れることによってリコピンの吸収率がすごく良くなります。

■トマトのリコピンは朝に摂取すると良い
リコピンは朝に食べるとより吸収されやすくなります。

■タマネギやニンニクと一緒に摂るとリコピンの吸収率がアップ
タマネギやニンニクと一緒に摂るとリコピンの吸収率がさらにアップします。
パスタなどの定番料理は健康面で理にかなっています。

■トマトで二日酔い予防
トマトは肝機能を高めてアルコールの代謝を促してくれるので二日酔いの防止に役立ちます。
おつまみに冷やしトマトを食べたり、ビールや焼酎をトマトジュースで割ったトマト割りなどはお酒好きにおすすめです。

■赤パプリカの高い抗酸化力
赤いパプリカにはビタミンA・C・Eが豊富に含まれています。
赤パプリカにはトマトに匹敵する抗酸化力があります。
赤パプリカに含まれるビタミンAは黄パプリカ・緑パプリカに比べてはるかに多く含まれています。
赤パプリカに含まれるビタミンCは万能野菜のブロッコリーの3倍以上にもなります。

■赤パプリカのカプサンチンの高い抗酸化力
カプサンチンは赤パプリカの色素成分でトマトの抗酸化力に匹敵する効果があります。

■赤パプリカに脂肪燃焼効果
赤パプリカのカプサンチンには脂肪燃焼効果があります。
カプサンチンも油と一緒に摂ると吸収率がアップします。

■赤パプリカで血液サラサラ効果
見た目や食感からパプリカのワタを取り除いてしまいがちですが、このパプリカのワタにはピラジンという血液サラサラ成分が多く含まれています。

スパイスのパプリカパウダーにもカプサンチンが入っているので同じ効果が期待できます。
パプリカパウダーはクセがないのでスープや炒め物などに入れると良いです。

●赤パプリカのきんぴら
細切りしたパプリカをごま油で炒めて調味料を全て入れます。

赤パプリカ :2個
黄パプリカ :1個
しょうゆ  :大さじ2
砂糖    :大さじ2
顆粒和風だし:小さじ1/2
ごま油   :大さじ1
白いりごま :適量