美味しい焼きハマグリの作り方!潮干狩りの秘策について
■ハマグリ(蛤)について
ハマグリはアサリよりも深い所にいて、よりヒトデが多くいるところにいます。
そのためヒトデから逃げるために斧足(ふそく)と呼ばれる足のようなものが発達しています。
斧足(ふそく)は水分を吸って膨らんだり、出して縮んだりする構造になっています。
ハマグリを加熱すると身が縮んでいきますが、加熱し過ぎると水分やアミノ酸などの旨味成分が絞り出されてしまいます。
■通常の焼きハマグリの作り方
下から直火をあてて殻を開かせ、火が通るまでじっくり加熱するのが一般的な作り方になります。
通常の焼きハマグリの作り方は下からの火による熱が、じっくり上へと伝わるのを待たなければならないため時間がかかります。
■昔はハマグリを松ぼっくりで焼いていた
昔は、落ち葉で焼き芋もを作っていたように松ぼっくりでハマグリを焼いていたそうです。
松ぼっくりで焼くと、四方八方から火があたりまんべんなく加熱されます。
加熱しているときハマグリからはどうしても水分が出ていきます。
松ぼっくりには松ヤニという油を含む成分があるため火が消えにくくなります。
蝶番(ちょうつがい)の部分を切って殻が開かないようにします。
すると内部の水蒸気が逃げないので、その熱も加熱を助けてくれます。
つまり天然の蒸し器のような状態になります。
結果、通常の焼き方よりも短時間で済み、水分や旨味も失われずにすみます。
■潮干狩りの秘策
水がある場所と干上がっている場所が交互にありますが、水がある所のちょっと手前側にハマグリが寄りやすい。
ハマグリは粘液を使って良い環境に移動する性質があるためここに集まりやすくなっているそうです。
ハマグリは集まっていることが多く、1個いたらそのまわりを掘ってみると見つけやすいです。
足の裏の感覚で探す方が見つけやすいです。
はだしだとケガをしやすいので薄手の靴下を履くとベスト。
■美味しい焼きハマグリの作り方
水1Lあたりに18gの塩を溶かし、ハマグリを2〜3時間浸けて砂抜きします
水を切ってアルミホイルでしっかり包みます
コンロの上にアミを置き、強火で2分30秒加熱します(1個40〜60gのハマグリの場合)
火からおろしたら余熱で30秒で完成です
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