日本のトマトの調理方法・使い方について!

トマトに含まれている旨味成分グルタミン酸の量は、野菜の中でもトップクラス。
それゆえ世界ではトマトを使った料理がたくさん存在しています。

■甘いトマトの見分け方
トマトを水に入れると沈むものと浮かぶものがあります。
沈んだものの方が糖度が高く甘い。

■これまで常識とされていたトマト料理の基本
1:皮に切れ目を入れ熱湯にサッと通す
2:冷水にとって皮をむく
3:スプーンでタネをとる
4:残った果肉をソースやスープにする

■日本とイタリアのトマトの旨味のもとグルタミン酸の量
日本のとまと:100g中およそ86mg
イタリアのとまと:100g中およそ283mg

■日本のトマトとイタリアのトマトの違い
トマトは赤くなればなるほど旨味成分グルタミン酸が増加します。
そのため収穫時の色の違いによって旨さが違ってきます。
イタリアでは赤くなって熟してから出荷しますが、日本ではあおく熟す前に出荷してしまいます。
トマトは熟していくと中は柔らかくなっていき皮が厚くなっていきます。
日本では生で皮ごと食べるため完全に熟す前に収穫しています。
イタリアでは生で食べるために作っていないので完全に熟してから出荷されます。
そのため皮が厚く湯むきなどが必要になります。

■部分別グルタミン酸の含有量
果肉の部分:86mg/100g
種のまわりのゼリー状の部分:141mg/100g

■皮に含まれているペクチン
ペクチンはとまとの皮に多く含まれ、加熱するとトロッとしたソースになります。
このペクチンを含んだソースをパスタに使うと、パスタに旨味がからみつきやすくなり美味しさが増します。

■日本のトマトは種と皮を丸ごと使う
これまで常識とされていたトマト料理の“皮をむく・種をとる”という調理法はイタリアのトマトを使用した場合の調理法で、皮が薄い日本のトマトにはあいません。
日本のトマトを使用する場合は、湯むきせず・種のまわりを取り除かず、皮と種を丸ごと使用すると旨味ととろみが出た美味しい料理になります。

■トマトでダシ
とまとは酸味こそかないませんが、旨味・コク・甘味・塩味がコンブ酢に近い成分を含んでいます。
そのため使い方によっては美味しい料理を作ることができます。

■トマトのおすましの作り方(4人分)
トマト2個のタネとゼリー状の部分をとりのぞく
120℃のオーブンで5分加熱しミキサーにかけます
ミキサーにかけたもの大さじ1杯をお湯200mlでとき、醤油小さじ1、塩少々で味付けします
三葉をちらして器に盛れば完成です

■美味しいトマトソースの作り方
トマト6個を4つ切りにしてミキサーにかけます
こし器でこします
こしたものをなべにうつし弱火で20分くらい加熱すれば出来上がりです
加熱時間はソースに線が書けるくらいです

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