きな粉 大豆 イソフラボン 料理!

きな粉 大豆 イソフラボン 料理について
■きな粉の原料である大豆の健康効果

きな粉の原料である大豆と言えば“イソフラボン”
大豆にはこのイソフラボン豊富に含まれていて、更年期障害の緩和、骨粗しょう症や乳癌を予防し、また豊富な食物繊維やオリゴ糖が腸内環境を整えてくれます。
しかも大豆タンパクには高血糖や高血圧を改善する善玉物質“アディポネクチン”を増やす効果があります。

■イソフラボンの摂取量について
イソフラボンの化学構造は女性ホルモンに形がよく似ているため、女性ホルモンのかわりの働きが期待されています。
しかし最近、新聞やテレビでイソフラボンの摂取が問題になっています。
摂り過ぎるとホルモンバランスを崩すなどの危険があるとされています。
イソフラボンの安全とされる摂取量は1日70〜75mgになります。
この一部をサプリメントなどで摂る場合、その量は1日に30mg程とされています。
イソフラボンは摂り過ぎると問題がありますが、摂取量が不足しても問題があります。
今の日本人の半数近くの人は、1日に18mgのイソフラボンしか摂っていないという現状もあり、その摂り方の改善も必要とされています。
イソフラボンのサプリメント

■大豆の歴史
きな粉の原料である大豆は弥生時代から栽培されていたそうです。
日本最古の歴史書である古事記にも大豆の名が記されていて、稲・麦・粟・小豆と共に五穀として日本人の食生活を支えてきました。

■奈良時代きな粉は薬として使用されていた
奈良時代では、僧侶がきな粉を薬として使用していたそうです。
大豆にはビタミンB1が豊富に含まれているため、ビタミンB1不足で起きるカッケの治療や予防薬にきな粉が使われていたそうです。

■大豆タンパクの他食材等への使用
大豆は肉に負けない程の良質のタンパク質を豊富に含むことから、畑の肉と呼ばれています。
大豆から取り出した大豆タンパクは、食感や成分を整えるために一部のかまぼこ製品などに使われています。
また豆タンパクは食品以外にもタオルなどにも使われているそうです。

■きな粉を他の料理に合わせる
きな粉は独特の香りがじゃまで料理に使えないと言われていますが食材によっては、きな粉と合わせることによってコクと旨味がアップします。

■きな粉の旨味成分をパワーアップさせる秘密
きな粉はもともと大豆の旨味成分グルタミン酸を豊富に含んでいます。
その量は醤油や味噌に比べると3倍〜4倍にもなります。
最初から煎って作るきな粉は大変乾燥しています。
そのため調味料に入れたとたんに自分自身が調味料を吸い込みます。
そして全身調味料だらけになったきな粉は、うどんなどの食材にからみつきます。
うどんが汁だけの時は旨味が汁と一緒にうどんからすぐに離れてしまいます。
逆に、きな粉が加わったものはうどんにぴったりくっ付いて旨味をしっかり味わうことができます。
きな粉は粉の吸水性で味のまとまりが良くなり美味しくなります。

●きな粉入り味噌汁
味噌汁にきな粉を加えると、香り成分の“ピラジン”というこおばしい香りが加わり味噌汁が美味しくなります。
この香り成分は大豆を煎った時にアミノ酸と糖分が“アミノカルボニル反応”を起こして生まれます。

●きな粉で大豆食品をパワーアップ
以下の料理にきな粉を加えると美味しさがよりパワーアップします。
・おから
・肉味噌
・味噌田楽
・ホイコ-ロー

●きな粉を合えると美味しくなる料理
・チャーハン
・焼きそば
・野菜炒め
・カルボナ-ラ
・塩味のきな粉牛乳(牛乳にきな粉と塩を合わせます) きな粉 牛乳
目安は大さじ1杯くらいです

■万能きな粉ダシの作り方
<材料>
ダシ汁(昆布かつお節でとります)200ml
濃い口醤油            40ml
みりん              大さじ1杯
きな粉              35g

ボールにダシ汁、濃い口醤油、みりん、きな粉を入れ混ぜれば万能きな粉ダシの完成です。
保存は冷蔵庫で4日くらいまでです。

■万能きな粉ダシドレッシング
<材料>
万能きな粉ダシ 100ml
サラダオイル  大さじ2杯
       大さじ2杯

万能きな粉ダシ、サラダオイル、酢を混ぜ合わせれば出来上がりです。
サラダにかければ美味しさがアップします。

■ナスのサッと煮
<材料>
ナス      2本
昆布      7cm角
万能きな粉ダシ 1200ml

鍋にナスと昆布、適量の水を入れ、ナスが柔らかくなるまで5分程煮ます。
ナスを湯切りして鍋に戻し、万能きな粉ダシを加えて一煮立ちさせたら完成です。

■きな粉ふりかけ
<材料>
かつお節  適量
黒コショウ 適量
きざみのり 適量
     4gina
きな粉   大さじ4杯(24g)

ビニール袋にかつお節、黒こしょう、きざみのり、塩を入れて揉みます。
次にきな粉を加えて揉んで混ぜます。
ごはんなどに振り掛けると美味しくいただけます。