■バナナについて
バナナは8ヶ月で高さ2m以上に成長して身をつけます。
たった1年で身がなるところまでいくバナナは木ではなく草になります。
バナナは一度身をつけると枯れてしまうので、収穫後は切り倒してしまいます。
植物分類学上は果物ではなく野菜ですが、果樹学では果樹に分類されるなど慣習上いくつかの分類のし方があります。
■バナナの叩き売りが始まった理由は?
バナナの叩き売りが始まったのは、バナナが傷みやすく早く売りたかったからです。
バナナは保冷船で青い状態のまま運ばれてきますが、少しでも温度が高くなると熟し始めてしまいます。
保存技術が発達していなかった当時は、陸揚げされて黄色くなってしまったバナナを早く売りさばくために叩き売りをしたそうです。
■バナナとごはんの血糖値の変化の違い
食べてから15分後まではバナナの方が素早く血糖値を上げてくれます。
30分後でバナナとごはんの血糖値の値が同じになります。
しかしその後はバナナは急速に下がり、ごはんの方は血糖値の高い元気な状態が長く続きます。
これはバナナの持っている食物繊維が糖の吸収を妨げてしまうからです。
■即効性が疲労回復になる
バナナは吸収が良いので疲れた体に素早くエネルギーを補給してくれます。
運動後に摂取すると疲れが素早く取れます。
■バナナとジャガイモの成分の違い
バナナ でんぷん:23% 糖分:0.6%
ジャガイモ でんぷん:17%
バナナはジャガイモよりでんぷん量が多く、いも以上にいもなのがバナナです。
■エチレンガスで糖度が増える
収穫直後のバナナは糖はほとんど無く、でんぷんをたっぷり含んだ状態です。
しかしムロに入れて、密閉し温度と湿度を設定してからエチレンガスを投入するとでんぷんが減り糖が増えます。
エチレンは葉緑素を分解する働きがあり、そのためバナナは黄色に変わります。
■バナナの保存方法
バナナはエチレンガスを出して熟成を早めるので、買ったままのビニールに密封せず1本ずつ袋につめて閉じておき、涼しい所(13℃以上)で保存しておくのがベストです。
■バナナはビタミンや食物繊維、特にカリウムが豊富
バナナはビタミンや食物繊維などの栄養素が豊富で、特にカリウムがたくさん含まれています。
1日に人間の身体に必要なカリウムり量は、およそバナナ10本になるそうです。
カリウムは1日に3500g摂ることが理想とされていますが、バナナだけではなく他の食材からも合わせてとることが良いです。
バナナ1本には食物繊維が1.1gあり、お通じに良いとされています。
■バナナで食べるお肉料理
お肉とバナナ(つぶしたもの)を混ぜて加熱すると、バナナに含まれる糖分がお肉からの水分流出を防ぎとろみを作り出しおいしくしてくれます。
■レバーナナの作り方
<食材 1人分>
レバー 50g
塩 少々
コショウ 少々
オリーブオイル 小さじ2
バナナ 1本(1cmの角切り)
しょうが 5g(みじん切り)
レモン汁 小さじ1/2
サラダ (小鉢一杯ぐらい)
レバーにしっかり塩とコショウをします
レバーの水分が出てくるのでペーパーで拭き取ります
フライパンにオリーブオイル小さじ1杯を加え、中火でレバーを焼きます
レバーは焼いたら少し置いておきます
フライパンにオリーブオイル小さじ1/2杯を加え、角切りしたバナナと塩を2つまみ加え加熱
さらに先ほどのレバーとみじん切りにしたしょうがを加え混ぜて加熱
サラダに塩、オリーブオイル小さじ1/2杯、レモン汁を加えよく混ぜます
サラダを皿に盛って、その上に先ほどのレバー等を盛って出来上がりです
■バナナのサラダ黒コショウ風味
<食材 1人分>
バナナ 1本(5mmの角切り)
塩 少々
くるみ 10g(細かく砕く)
黒コショウ 2g(粗引き)
オリーブオイル 小さじ1
レモン汁 小さじ1
アンディーブ 4枚(あるいはチコリー)
ブルーチーズ 10g
バナナを入れたボウルを冷やしながら作業を行います
さらに塩2つまみ、細かく砕いたくるみ、黒コショウ、オリーブオイルを入れ、粘りが出ないよう切るように混ぜます
アンディーブ(あるいはチコリー)を皿に盛り、その上に混ぜた物を乗せ、さらに細かく切った切ったブルーチーズを乗せて出来上がりです