象は草食動物なのになぜ体が大きいのか!

象は草食動物なのになぜ体が大きいのかについて
■象は草食動物なのになぜ体が大きいのか

象は肉をいっさい食べず、草やくだものを主食とする草食動物。
体長は3m、大きいものは体重4tにもなります。
動物園の人気者である象は草食なのになぜ体が大きくなるのか?
象の一日分のエサは、野菜・干し草・牧草で総重量100キロにもなります。
これを朝晩2回に分けて食べます。

■象は体を大きくするのに塩が役立っている
通常からだを大きくするには、肉などに含まれるタンパク質や脂肪が必要ですが、肉を食べない象は、タンパク質や脂肪を取り入れにくいため、普通なら大きくなりません。
しかし象の胃袋には数十億匹の微生物がいて、この微生物が草やくだものを醗酵させタンパク質や脂肪を作り出しています。
この胃袋の中にいる微生物のエサは塩になり、象は微生物のために塩を食べています。
ちなみに野生の象は、土の中に含まれている塩を食べています。
また象だけではなく、牛などの草食動物も塩をたくさん食べます。
肉牛は塩を食べることで肉に脂肪がのって美味しくなるそうです。

肉を食べない象は、微生物の力を借りて草からタンパク質を作りだしていた。

牛肉