お酒を飲んだ後にラーメンを食べたくなるのはなぜなのか?

■お酒を飲んだ後にラーメンを食べたくなるのはなぜなのか?
人は血液中の糖分の量で空腹か満腹かを感じます。
減っていると空腹となり、増加すると満腹と感じます。

■飲酒後の反応
アルコールをたくさん飲むと、肝臓でアルコールを分解するためにブドウ糖が必要になります。
脳が、アルコール分解で低下した血糖値に反応して血糖を上げようとし、実際には空腹でもないのに何かを食べたくなってしまいます。

■なぜラーメンなのか?
飲酒後は体内が酸性化します。
人は体を中和するためにアルカリ性のものが欲しくなります。
実はラーメンの麺に使われる“かんすい”にはアルカリ性物質が含まれていて、お酒で酸性になった体を中和するにはアルカリ性のラーメンが適しています。
さらにラーメンのスープに含まれる“グルタミン”には肝臓のアルコールを分解する効果があり、そのためラーメンが欲しくなるとも考えられます。
つまり、お酒を飲んだ後にラーメンを食べたくなるのは、体を正常に戻したいという人間の本能が引き起こしていたと考えられます。

■お酒を飲んだ後にラーメンを食べたくなる原因
・下がった血糖値を上げたいため
・酸性の体を中和したいため
・アルコールを速く分解したいため