ふくらはぎの筋ポンプ作用をしっかりと改善することで身体の血流が良くなり、様々な症状を改善することができます。
■ふくらはぎの筋ポンプ作用
ふくらはぎは筋肉が収縮することによって静脈が押されて血液が押し出されます。
これがふくらはぎの重要な役割の筋ポンプ作用です。
筋ポンプ作用により血流が促され、血流量がアップして様々な病気の改善につながります。
ふくらはぎの筋ポンプ作用が衰えてしまう原因の一つが、筋力の低下や運動不足です。
他にも年齢や男女差などでも筋ポンプ作用に差が出てきます。
筋ポンプ作用が衰えると身体に様々な弊害が現れてきます。
■ふくらはぎは第二の心臓
心臓から送り出された血液は身体の隅々まで巡り、静脈を通って心臓に戻ります。
しかし心臓から最も遠い足の先では、血液の勢いが弱まってしまいます。
そこでふくらはぎの筋肉が収縮することによる筋ポンプ作用で血液を力強く心臓へ押し戻しています。
このような働きから、ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれています。
■ふくらはぎの衰えによる「冷え」
ふくらはぎが衰えて血流が悪くなると、身体の隅々に熱を運べず冷えの原因になったりします。
■ふくらはぎの衰えによる「むくみ」
ふくらはぎが衰えて血液やリンパの流れが滞ると、細胞の間に水分が染み出してむくみが生じたりします。
■ふくらはぎの衰えによる「こり」
ふくらはぎが衰えて筋ポンプ作用が低下すると、筋肉のバランスが崩れて姿勢が悪くなり、肩こり・首こり・腰痛などが起こりやすくなってしまいます。
■ふくらはぎで改善効果が期待できる病気
高血圧、肩こり、ヒザ痛、腰痛、冷え性、不眠、肥満、脳梗塞、心筋梗塞、癌、糖尿病、アレルギー、うつ病
■ふくらはぎの衰えチェック
床に座りチェックする片足のヒザを曲げて立てます。
ヒザは120度くらいの状態にして力を抜きます。
反対側の手の親指・人差し指・中指でふくらはぎをつかみます。
・腕の力こぶと比べて、力を入れていないふくらはぎの方が硬い
・靴下の跡が30分以上消えない
・ふくらはぎを強くつかむと痛みを感じる
1つでも当てはまると生活習慣により、ふくらはぎの筋ポンプ作用が衰えている可能性があります。
■ふくらはぎを叩いて血流アップ
床に座りヒザを立て、足首に力を入れないようにします。
ふくらはぎの側面を両手で挟むように手の平で叩きます。
叩く部位は手の平の親指の付け根を使い、少し痛いと感じる程度に強めに叩きます。
左右偏らず均等に叩くようにします。
ふくらはぎの裏側は、手をグーにして甲の部分でパンチするように叩きます。
足首の辺りからヒザに向かってふくらはぎ全体をまんべんなく行います。
1回あたり両足で5分程度行います。
筋肉が柔らかくなるお風呂上がりに行うのが効果的です。
止めると直ぐに戻ってしまうので、継続して行うことが大切になります。
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