糖尿病のリスクをアップさせる行動、糖尿病の予防のために知っておくこと

日本では糖尿病予備軍を含めて2000万人の糖尿病患者がいるといわれています。
糖尿病は自覚症状がほとんどなく、知らず知らずのうちに体を蝕んでいく病気です。

■糖尿病が原因で起こる病気
・神経障害
  初期症状として手足の感覚がなくなることがあります。
・網膜症
  進行すると網膜症などで失明する危険性があります。
・腎臓病
  腎臓の機能低下。
・合併症
  癌・心筋梗塞・脳卒中などの合併症になりやすくなります。

■糖尿病の危険度チェック
・20歳の頃よりも10kgくらい太った
・市販の野菜ジュースをたくさん飲んでいる
・ラーメンと一緒にライスも食べる
・筋トレが嫌いである
・ハイボールよりもレモンサワーが好き
・どちらかというと楽観的な性格である

3つ以上当てはまる人は糖尿病の危険性があります。

■急激な体重の増加は糖尿病のリスクがアップ
急激な体重の変化は内臓脂肪が付きやすく、糖尿病を発症しやすくなります。
体重のリバウンドが重なると、糖尿病へのリスクが高まります。
20代以降は代謝が弱まり太りやすくなりますが、大幅な体重の増加は糖尿病の危険性が大きくなります。

■糖尿病は遺伝する可能性がある
家族に糖尿病の人がいる場合は、糖尿病のリスクが高まります。
悪い生活習慣は、同じ生活をしている家族にも同様に影響を及ぼします。

■甘い野菜ジュースは糖尿病のリスクがアップ
甘い野菜ジュースには糖分も多く含まれているため摂り過ぎは危険です。
野菜の代わりに野菜ジュース飲むのはあまりよくありません。
糖分の多い野菜ジュースは、朝〜昼の間に飲んだ方がよいです。
果物に含まれる果糖は、砂糖と同じように血糖値を上げます。
野菜をまったく食べずに野菜ジュースだけを飲み続けるのはよくありません。

■炭水化物の摂り過ぎは糖尿病のリスクをアップさせる
炭水化物の重ね食いは糖尿病になりやすくなります。
食事は炭水化物だけを摂るのではなく、バランス良く摂ることが大切になります。
糖分は脳への栄養素でもあるので、適度に炭水化物を摂る必要はあります。
基本的には炭水化物は糖質になります。
日本人はご飯を主食にして食べるので、糖質過多になりやすい傾向があります。

■筋トレで糖尿病予防
血糖値を下げるホルモンのインスリンの働きには、適度な筋肉が必要になります。
運動というと有酸素運動と思いがちですが、筋肉がある方がインスリンの効きが良くなります。
体脂肪が低い人の方が筋肉量が多いので、糖尿病にはなりにくくなります。

■蒸留酒は醸造酒よりも糖尿病になりにくい
ウイスキーや焼酎などの蒸留酒(じょうりゅうしゅ)は、ワインなどの醸造酒(じょうぞうしゅ)に比べて糖質が少ないです。
醸造酒(じょうぞうしゅ)であるワイン・ビール・日本酒などは、アルコールと糖分が入っているので比較的血糖値も上がりやすくなります。
レモンサワーなどの甘く味付けされたお酒は、糖分が多いので血糖値が上がりやすくなります。
糖質を含まない蒸留酒(じょうりゅうしゅ)でも、割るものの糖質には注意が必要です。

■糖尿病を楽観的に考えて放置すると合併症が進行する
糖尿病は痛みなどの自覚症状がないので、放置すると合併症が進行してしまうことが多くあります。
私だけは大丈夫という風に楽観的に考えてしまうと、糖尿病が進行してしまう危険性があります。
また楽観的な人が糖尿病になると、反動で鬱っぽくなりやすいといわれています。