片頭痛対処法!予防・改善体操・閃輝暗点!

片頭痛対処法!予防・改善体操・閃輝暗点!脳の血管をとりまく三叉神経に何らかの刺激が加わると、血管の周りに炎症が起こるため血管が拡張し痛みが発生。どんな時に頭痛に悩まされるかを自分で理解することが大切

■片頭痛(へんずつう)について
片頭痛(へんずつう)とは、脳の血管をとりまく三叉神経に何らかの刺激が加わると、血管の周りに炎症が起こるため血管が拡張し痛みが発生します。
そのためお風呂に入って温まると血管がさらに広がって痛みが増してしまいます。
頭痛の最中は脳が敏感に反応するため、吐き気・音・匂いに敏感になるなどの不快な症状も出ます。

■片頭痛の予兆・前兆・閃輝暗点(せんきあんてん)
片頭痛の予兆は、片頭痛が起こる2日〜数時間前に現れる体調の変化で、生あくび・空腹感・イライラ・肩や首すじのコリなどがあります。
そして片頭痛の前兆は、片頭痛が起こる直前に出る症状で、目がチカチカしたりするなどがあります。
これは脳の後頭葉という視覚中枢を司る脳の一部に機能異常により起こります。
これは閃輝暗点(せんきあんてん)という症状で、目の前に突然キラキラ光るものが現れどんどん大きくなっています。
この症状が5分〜30分程続き、やがて視野から消えると片頭痛が起こります。

■頭痛ダイアリー
片頭痛は、どういう時に自分が悩まされるかということをキチンと自分で理解することが大切。
そのための方法として頭痛ダイアリーというものがあります。
頭痛ダイアリーとは、頭痛が起きた状況を記録し、頭痛の種類や原因を見つけ出すことが出来る日記。
毎日の出来事をメモ欄に記入し、起きた時の頭痛の痛さを3段階に分けて記録し、飲んだ薬や吐き気などの症状も書き込みます。
頭痛ダイアリーを付けて医師と相談することで、自分の頭痛の原因がより明確に分かるようになります。

■薬物乱用頭痛
鎮痛薬の服用が増えると脳が痛みを感じやすくなり、かえって頭痛が増えてしまい薬物乱用頭痛が起こる危険性があります。
週に2日以上飲む状態が2ヶ月続いたら医師へ相談しましょう。

■片頭痛の誘発因子
●リラックスすると片頭痛が起きやすくなる

実は寝過ぎも生活リズムが乱れて片頭痛を起こしやすくなる可能性があります。
●食べ過ぎ
●遺伝子の影響
●女性ホルモン

片頭痛を持つ女性の約半数は、月経の1〜2日から月経中に痛みが起こりやすくなっているそうです
●環境変化
温度差・眩しい光・騒音など要因は様々。
暑いところから寒いところへ入ったりしたときに起こりやすくなります。
●天候
雨が降る前など低気圧の通過に伴う影響があるそうです。

■片頭痛の対処法
●患部を冷やす

片頭痛の場合、痛い部分を直接冷やします。

●患部を押さえたりする
他の強い痛みを与えるか、拡張した血管を押さえます。

●体操
体操で首と頭を支える筋肉のコリをほぐします。
片頭痛の場合でも約8割の人が首筋や肩に痛みを感じています。
日頃から首や肩の筋肉をほぐすことで片頭痛が起こりにくくなります。
ただし痛みがあるときは逆効果になる危険性があるので注意しましょう。

●立って行う体操
足を肩幅ぐらいに広げて肩を大きく左右にまわします。
このとき顔を動かさないのがポイントです。
この運動を毎日5分間行います。

●座って行う体操
左手の手の平を上にして太ももの下に挟みます。
右手は左の耳に触れるあたりに置き、
息を吐きながら顔を右斜上にゆっくりひっぱるようにして首筋を40秒間伸ばします。
息を止めないでゆったり吐いたり吸ったりします。
同様に反対側も伸ばします。 肩のコリをほぐす運動は、縮めず伸ばすのみの方が良いそうです。
首まわしは頚椎を痛める可能性があるので要注意です。

●片頭痛予防にマグネシウムやビタミンB2を摂る
マグネシウムが不足すると脳が痛みに対して過敏に反応するようになってしまいます。
ビタミンB2は細胞内のエネルギー代謝を改善してくれます。
・マグネシウムを多く含む食材
 玄米 海草類 豆腐 納豆など
・ビタミンB2を多く含む食材
 緑黄色野菜 卵 青魚 豆腐 納豆

●適度なカフェイン
コーヒー・紅茶に含まれるカフェインには血管収縮作用があります。
ただし飲み過ぎるとカフェインが切れてときに頭痛が起こるので要注意です。
片頭痛を引き起こすとされる食べ物でも個人差があり、必ず頭痛が起きるとは限らないそうです。