冷え症改善法、血管伸ばしストレッチ、血圧変動幅と血管の硬さ、脳梗塞に注意が必要な冷え症

冷え症の人は血液の循環に問題があります。
血管が硬くなっている冷え症の人は血圧変動の幅が大きくなりがちです。
血圧変動の幅が大きい人は脳梗塞に要注意です
ストレッチで血管を伸ばすと血管を柔らかくする物質が出て血管を広げて血流がアップし、冷え症改善につながります。
有酸素運動にも冷え症改善効果が期待できます。

■危険な冷え症判別法
冷え症の人は血液の循環に問題があるため血圧に異常が現れる可能性があります。
最初に血圧を測り、上の血圧を記録します。
一度立ち上がってまた座り血圧を測り、上の血圧を記録します。
最初の上の血圧と次の上の血圧の差が、10〜15未満の場合は要注意、15以上は病院で検査を受けた方が良いとされています。

■血圧変動
血圧は正常な人でも1日の中で変動があります。
何らかの行動や精神的なストレスによって血圧が上下します。
ただし血圧の変動の幅が大きくなることがリスクになると考えられています。
冷え症の人は変動幅が大きいといわれています。
脳などの細い血管は血圧変動の影響を受けやすいため、動脈硬化が進行して高血圧で破裂するリスクが高くなります。

■冷え症の人は血管が硬くなっている場合がある
冷え症の人は、自律神経が乱れていたり、血管が硬くなっている場合があります。
冷え症で血管が硬くなっている人は、血圧変動の幅が大きくでることが多いです。
そのため血圧変動の幅が大きい人は一度病院で検査を受けた方がよいとされています。
50歳以上の冷え症の人には、血管の障害が隠れている可能性が高いです。

■血管伸ばしストレッチで冷え症改善
血管が伸びるとその刺激によって血管を柔らかくする物質が出てきます。
これが血管を広げて血流をアップさせてくれます。
毎日継続してストレッチを行っていくことが大切になります。
軽い血圧変動の人の場合、血管伸ばしストレッチで改善が期待できます。

●太ももの血管伸ばしストレッチ
正座をします。
ヒザより前に手を置きます。
左足を真っ直ぐ後ろに伸ばします。
このとき腰を曲げずに反らして顔を真正面に向けます。
太ももの付け根が伸ばされるのを意識してストレッチします。
呼吸を止めないようにしながら痛気持ちよい程度に伸ばします。
反対側も同様に行います。

●ヒザの血管伸ばしストレッチ
立った姿勢で右足を一歩前に出します。
両手をヒザに当てて押し込み、反対の足をゆっくり曲げながら腰を引いていきます。
反対側も同様に行います。
このストレッチでヒザの裏に通っている膝窩動脈(しつかどうみゃく)を伸ばします。

●ふくらはぎの血管伸ばしストレッチ
正座をします。
右足を立てます。
両手をヒザの上に乗せます。
反対の足を左に軽く開きます。
胸を太ももの前にくっ付けるようにして前に前傾していきます。
このときカカトを床から離さないようにします。
呼吸を止めないようにしながら痛気持ちよい程度に伸ばします。
反対側も同様に行います。

●太ももと脛の血管伸ばしストレッチ
正座の姿勢から前に片足を伸ばします。
反対の足のカカトをお尻につけます。
手を後ろの床につけます。
反対側も同様に行います。

●太ももの太い血管伸ばしストレッチ
仰向けの姿勢から片方の足を抱えて太ももをお腹に近づけます。
反対側も同様に行います。

左右30秒ずつを1日2回行います。

■太ももに手を置いて冷え症改善
太ももに手を置くと温かい太ももの熱で冷えた手が温まり、脳がリラックスして血管が広がり血行が良くなります。

■首を温めて冷え症改善
首には手足の血管を広げるスイッチがあり、首を温めると手足の血流がアップし冷え症改善につながります。

■有酸素運動で冷え症改善
ジョギング・ウォーキング・自転車・水泳などの有酸素運動は血流をアップさせて冷え症改善につながります。