めまい・目眩・ふらつき予防改善方法!

めまい・目眩・ふらつき予防改善方法!実はめまいの多くは体の平衡感覚が崩れることで起こります。めまいの約80%は耳の異常が原因とされています。めまいは原因を見極め適切な処置を行うことが大切です。

■めまいについて
めまいは脳や血液などいろんなことが関係してきますが、実はそのほとんどの「めまい」が平衡機能の障害で起こっています。
50歳以上の方は平衡機能が衰えてくるので注意が必要です。
つまり めまい の予防には平衡機能を鍛えておくことが効果的です。
めまいは耳鳴りや難聴を伴うことで知られていますが、それ以上に一番大いのは肩こりや後頭部の頭痛です。
実は めまい の多くは体の平衡感覚が崩れることで起こると言われています。
そのため めまい と同時に筋肉のバランスも崩れ肩こりや頭痛を併発しやすくなります。
めまいの約80%は耳の異常が原因とされています。
めまいは原因を見極め適切な処置を行うことが大切です。
梅雨や台風など気圧の変化でもめまいは誘発されます。

■めまい外来チェック 視運動性眼振検査
動く指標を目で追い、脳の機能障害をチェックします。
脳に機能障害があると動く景色が断片的に見え脳が混乱し めまい を誘発します。

■脳の機能簡単チェック法
メジャーを目の前で一気に広げた時に眼球が自然と左右に動けばOKです。

■めまい外来チェック 重心動揺検査
目を閉じたまま立ち、1分間の重心移動の軌跡を測定します。
重心を保つのに必要なのが深部感覚といい、体の位置を感じる感覚が足の裏にあります。
この深部感覚が障害されると体の位置が分からなくなり めまい の原因ともなります。
以前より片足で立っていられなくなっていたら深部感覚の衰えが考えられます。
重心のふらつきは めまい を引き起こす一因になります。

■めまい外来チェック 眼振検査
めまいを起こした時の眼球の動きから耳の中の異常がある場所を判断します。
耳の異常からくる めまい はわざと目を回した状態を作り出しその後の眼球の動きを見て検査します。
耳の検査は眼振検査といい目をみます。
耳の三半規管や内耳は脳を介して目と神経がつながっています。
耳の調子が悪いと目に反映されます。
回転しても眼振が止まるのは、急ブレーキする機能が体にあるためです。
何回もトレーニングしていると脳から眼振が出ないように抑制の力が働きます。

■めまい外来の主な診察ポイント
・脳が関係して起こるめまい:脳出血・脳梗塞を伴う

・深部感覚が関係するめまい:歩行・起立時のふらつき、糖尿病を伴う

・耳が関係するめまい:メニエール病、突発性難聴や中耳炎を伴う

■めまいの主な悪化因子
・睡眠不足・風邪などの体調不良
・ストレス
・過度のたばこ・飲酒
・寒さ・低気圧の接近
・更年期・生理前後

■めまい予備軍チェック法
目を閉じた状態で両手を前に伸ばし、その場で足踏みを50歩行います
体が最初の位置より50cm以上移動していたり、45度以上回転していたり、後方に移動をしていたりしたら めまい 予備軍の仲間入りです。

■めまい改善体操
めまい改善体操は続けることが大切です。

●眼を鍛える
アゴをおさえて頭を固定します
次にもう一方の手の親指を左右に動かし目だけで追いかけます
これを往復10回行います
なれてきたら上下にも10回行います
なるべく早く動かすのがポイントです
この運動は列車や鳥など動く物を見た時、あるいは振り向いた時に めまい が起こる人に特に有効です

●耳を鍛える
親指を目線の高さに置き、視線を固定して頭を上下に動かします
なるべく早いスピードで耳の三半規管を刺激します
目薬をさしたり布団を持ち上げるなど頭を上下させた時に めまい が起こる人は、この体操を重点的に行いましょう

●深部感覚を鍛える
まず目を開けたまま「立つ」「座る」を交互に10回行います
次に両足を前後に揃え、目を閉じた状態で両手を下げ直立します
15秒間この状態をキープします
この体操は歩行や立ち上がった時などに起こる めまい やふらつきの防止に役立ちます