快眠枕!熟睡・リラックスまくら!寝る姿勢は7~8割は枕で決まります。首の角度が15度になる枕がベスト。人は同じ姿勢をとり続けていると、そこだけ圧迫され続けて痛みや熱を感じるため寝返りをうちます
寝る姿勢は7〜8割は枕で決まります。
■枕が合わなくて起こる症状
1:肩こり 85.7%
2:不眠 40.2%
3:頭痛 39.9%
■枕が合わないと首に問題が起こる
首には7つの骨の間に椎間板があり、さらに骨と骨の間には神経がのびて頭や肩などへと繋がっています。
寝ている間に首がリラックスして休める状態にしておかないと、筋肉が緊張して神経を圧迫する状態になり頭痛・肩こり・腕のしびれといった症状が引き起こされます。
さらには長期間安眠が妨げられた状態が続くと、軽度のうつ病症状を引き起こす危険もあります。
■首の角度が15度になる枕がベスト
仰向けに寝たときに布団の水平面から約15度くらいに前傾する角度が、最も首がリラックスした形とされています。
角度がわずかに増えたり減ったりしただけでも首の椎間板は変形してリラックスした状態にはなりません。
目安としては布団面を平にして首の付け根から耳の後ろまでの角度が約15度になりのが理想です。
■枕と寝返り
仰向けに寝たときは首や腰のあたりに圧力が集中し、横向けに寝たときは骨盤のあたりに圧力が集中します。
同じ姿勢をとり続けていると、そこだけ圧迫され続けて痛みや熱を感じます。
すると脳は寝返りをうつよう指令を出します。
■枕の角度が15度かどうか確かめる方法
枕を置き仰向けに寝ます。
手をクロスして肩にさわり、ヒザを立てます。
この状態で横を向き、おでこから鼻・胸までが真直ぐになる状態が15度になります。
顔の中心を通る軸がほぼ水平になる高さが目安です。
その状態で上向きになると首の角度は15度になります。
■快眠枕の作り方
かための座布団、バスタオルかタオルケット(幅50cm以上の大きめのもの)を用意します。
座布団の上にタオルをたたんで、角をきちんと揃えて置きます。
ここでタオルをたたんで乗せたり、1枚だけ乗せたりして自分に合う高さを調整します。
角をしっかり肩口にあてて横向きに寝ます。
この時顔の中心を通る線が布団とほぼ平行になるようにすれば、首が最も安らぐ角度になります。
■快眠枕!熟睡・リラックスまくらに重要な敷布団について
肩コリ予防改善に重要な役割を持つのが敷布団と枕です。
私達はふだん無意識に行う寝返りにより、身体の圧迫で悪化した血行を改善しています。
しかし敷布団が柔らか過ぎると体が沈み、寝返りの回数が減ってしまいます。
逆に敷布団が硬過ぎると体の圧力が分散されず肩コリや腰痛の原因になってしまいます。
敷布団の適度な硬さの目安は、腰の下に敷いた手ぬぐいが力を入れずに抜ける程度になります。
柔らか過ぎる場合は、腰のあたりにバスタオルを敷き、両端を引っ張り敷布団に折り込みます。
硬過ぎる場合は、手足の短い毛布などを敷いて適度な硬さに調整しましょう。
●快眠座布団枕はずらして置かない
座布団枕を布団から上にはみ出して置くと、座布団がズレていってしまいます。
するとスムーズに寝返りがうてにくくなり肩コリ頭痛の原因ともなります。
■快眠枕(熟睡・リラックスまくら)は式布団の硬さも重要
式布団が柔らか過ぎると首やお尻が落ち込みやすくなり体が折れ曲ってしまいます。
これだと首が休まる理想の角度15度がつくれなくなり、スムーズに寝返りもうてなくなります。
対策としてはマットレスをはずしてみることも一例。
それでも合わなければ自分に合った式布団を探しましょう。