冷え解消食材!タンパク質・唐辛子。タンパク質を摂取すると胃と肝臓から熱を発生させます。唐辛子などのスパイスは血流を良くして冷えを解消する効果があり、お酢を加えるとマイルドになり美味しく摂取できます。
■タンパク質の冷え解消効果
脂質と糖質が体に入ってくると酵素の働きで分解されエネルギーとして利用されます。
タンパク質はアミノ酸がたくさんくっついている形をしているので、タンパク質が体に入ってきてもなかなか分解されません。
そのため胃から大量の消化酵素が分泌され、胃自体も激しく活動します。
このとき胃では熱が発生します。
そして肝臓まで運ばれると、余分なアミノ酸を排泄するのにふさわしい形に加工します。
このときにも熱が発生します。
つまりタンパク質は胃と肝臓で熱を発生させることが出来る食材になります。
食事の総カロリーの40%以上をタンパク質にすると熱が発生します。
■タンパク質について
タンパク質は、三大栄養素のひとつであり、人間の体に不可欠な栄養素です。
皮膚、骨、筋肉、毛髪、血液など、体を構成する成分となるほか、酵素、ペプチドホルモン、神経伝達物質なども、タンパク質をもとにして作られます。
■食材での冷え解消のためのポイント
・メインデッシュをタンパク質が豊富な料理にする。
・ふんだんにタンパク質を使う
※腎臓病や糖尿病の方は医師に相談しましょう
■タンパク質食材
動物性タンパク質
肉類・魚介類・卵・乳製品 (牛肉、豚肉、鶏肉、マグロ、卵、牛乳、チーズ、ホタテ、たこなど)
植物性タンパク質
穀類・豆類・大豆製品 (玄米、そば、黒豆、豆腐、納豆など)
■唐辛子(スパイス)の冷え解消効果
皮膚には刺激を感じるレセプターというものがあり、唐辛子の成分がそこに結合すると、軽い痛みのようなものが刺激として感じます。
すると脳は痛いを熱い?と勘違いして感じてしまいます。
実はここで熱いと感じることにより熱を逃がさないといけないと判断します。
放熱のために血管をひろげて血流を増やします。
よそから温かい血流が運ばれてくることにより実際に温かくなります。
■褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)
首というのはほとんど温度が変化しないように作られています。
首には褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)があります。
褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)は体温を維持する高温動物に存在します。
唐辛子等(スパイス)を食べるとカプサイシンが交感神経を伝って褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)のスイッチをONにします。
すると発熱を開始し、結果カラダが温まります。
■お酢で辛さがマイルドになる
辛い物だけを食べると刺激を強く感じますが、酸っぱい物を一緒に食べると、辛さと酸っぱさの2つの刺激を受けると辛さを感じにくくなります。
■美味しい辛さのバンバンジーのタレ
ゴマペースト:大さじ1
ラー油:大さじ1
生姜:大さじ2/3(みじん切り)
ねぎ:大さじ2(みじん切り)
ごま油:小さじ1
酢:小さじ2
醤油:大さじ2
砂糖:小さじ2
以上の材料を良くかき混ぜれば出来上がりです。