加齢黄斑変性!網膜の中心部にある黄斑が異常!

加齢黄斑変性は網膜の中心部にある黄斑が異常をきたす病気です。視野の一部が暗くなったり像が歪むなどの症状が現れます。加齢黄斑変性は偏った食生活、過度な飲酒や喫煙などが原因です。

■加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)とは
人が何かを見るとき、目で見た映像は網膜(もうまく)という部分を通って脳へ送られ認識されます。
加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)とは、網膜の中心部にある黄斑(おうはん)という部分が何らかの原因で性質が変化し異常をきたす病気です。
この黄斑というところは眼の中心部分の視力を担っているため、もし黄斑に異常が発生すると視界の真ん中の一番見たい部分が見えなくなってしまうことが多くなります。
そのため日常生活で受ける心理的ストレスが大きくなります。
加齢黄斑変性が進行すると、最悪の場合失明する可能性もあります。
加齢黄斑変性は日本人の失明原因の第4位となっています。
加齢黄斑変性の患者数は約60万人といわれ、年々増加しています。

■加齢黄斑変性の気付きにくい理由
加齢黄斑変性は片目ずつで発症することが多い病気です。
片方が見えづらくなっても正常なもう片方の目が視野をカバーしてしまいます。
そのため両目で見た場合、全く問題なく見える場合が多くなってしまいます。

■加齢黄斑変性の症状
・視野の一部が暗くなる
・像が歪む
加齢黄斑変性は視野が暗くなるだけではなく、像が歪むという症状もあります。
右と左が別々に発症するので、片方ずつ見ないと気付けません。
加齢黄斑変性が起こりやすいのは緑内障と同じ症状です。

■加齢黄斑変性の原因
加齢黄斑変性はリスクファクターが分かっています。
タバコや動脈硬化と関係があることが分かっています。
高脂肪食を多く摂り、動脈硬化が進むと良くありません。
加齢黄斑変性は目の生活習慣病とも呼ばれ、動脈硬化と関係して起こると言われています。
偏った食生活、過度な飲酒や喫煙は加齢黄斑変性の危険性が高まってしまいます。

■加齢黄斑変性チェック
一つでも当てはまれば加齢黄斑変性の可能性があり、将来失明する危険性があります。

●忘れ物が増えた
アルツハイマーと加齢黄斑変性は少し発症メカニズムが似ています。

●よく人にぶつかるようになった
遠近感が取れなくなぅてくるので起きます。

●コップにお茶などが上手く注げない時がある
左と右がしっかり働かないため遠近感が取れなくなり、お茶がこぼれてしまいます。

■加齢黄斑変性の予防
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、ルテインなどが加齢黄斑変性を予防したり、加齢黄斑変性の進行をくい止める効果があるとされています。

●ビタミンA:レバー、ニンジン、春菊
●ビタミンC:赤ピーマン、イチゴ、ミカン
●ビタミンE:アーモンド、ウナギ、タラコ
●亜鉛:カキ、牛肉、羊肉
●ルテイン:ホウレンソウ、蕎麦、キャベツ