足裏トラブル!足裏アーチと健康、足底筋膜炎、靴選びのポイント!

足裏トラブル!足裏にある縦と横のアーチは弓なりになっていてクッションの役目をしています。足裏アーチが崩れると外反母趾、足底筋膜炎、足底部やカカトの痛み、魚の目、タコなどの症状が起こってしまいます

■足裏アーチと健康
足裏には、歩いたときには1.2倍の重さがかかり、走った時には2.2倍の重さがかかります。
足裏には2つのアーチ構造があり重さを分散してくれます。 土踏まずの凹みが縦アーチです。
縦アーチが崩れると扁平足(へんぺいそく)になってしまいます。
縦アーチの他にもう一つあるのが横アーチです。
横アーチは指の付け根にあるアーチです。
人間の足裏にある縦と横のアーチは弓なりになってクッションの役目をしています。
現代人はこのアーチが崩れ、それが問題になっています。
子供の頃からの扁平足は成長とともに身体が慣れて症状が出にくいことが多いです。
様々な原因でアーチを吊り上げている筋肉に炎症が起こると、アーチの崩れを引き起こしてしまいます。

■足裏アーチの崩れチェック
 ・外反母趾(がいはんぼし)がある
 ・人差し指の付け根にタコがある
 ・大きめの靴を履いている
 ・足の幅が広いと感じる
 ・足が疲れやすい
 ・扁平足(へんぺいそく)である

一つでも当てはまるものがあれば足裏アーチが崩れている可能性があります。

■足裏アーチの崩れがヒザ痛・腰痛の原因に
足裏アーチが崩れている人は、アーチがある人に比べてヒザに3倍もの力がかかっています。
足裏アーチが崩れた人は、ヒザを横へ曲げる歩き方をしています。
ヒザを外側に傾けて歩くために横の方向へ力が加わり、腰にも負担をかけている危険性があります。
足裏アーチが崩れると足裏にかかる圧力が上手く分散できなくなります。
そのため足が不安定になり、重心移動がスムーズに行えなくなってしまいます。
足裏アーチが崩れている人の足裏には、強い圧力がかかっている証拠としてタコができやすくなっています。
足は体重を支え、歩いたり走ったりする際に身体を安定させてくれます。
それが崩れることは足より上にあるヒザや腰に負担がかあkり、痛みや疲れを引き起こしやすくなってしまいます。

■足裏トラブルで起こる症状ベスト5
 1.外反母趾(がいはんぼし)
 2.足底筋膜炎(そくていきんまくえん)
 3.足底部やカカトの痛み
 4.魚の目
 5.タコ

■足底筋膜炎(そくていきんまくえん)
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)とは、足裏の筋肉の表面に張っている厚い膜の組織です。
足裏アーチを支え、クッションの役割をになっているのが足底筋膜(そくていきんまく)です。
足底筋膜(そくていきんまく)に小さな亀裂が入り痛みが起こるのが足底筋膜炎(そくていきんまくえん)です。
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)は、朝起きがけの一歩目を踏み出した時や、夕方長く座っていて立ち上がった時の一歩目に痛みが生じるのが特徴です。
早期の段階で2〜3週間安静にしていれば症状は落ち着いてきます。
健康のための運動で足底筋膜(そくていきんまく)を傷付けてしまう人が増えています。
無理せず適度な運動が大切です。

■足裏のトラブルの原因

 ・靴
 ・筋力低下
 ・加齢

半数は靴が足裏のトラブルの原因となっています。

■靴選びのポイント
カットが開いた靴は、指に力を入れないと歩けないため足に負担をかけてしまいます。
痛みのある部分が、靴の縁などの固い部分に当たらないかを確認するのも大切です。
ハイヒールは足首で固定出来るものが身体のためにも良いです。
足に負担のない靴選びのポイントは、指が伸ばせて自由に動かせることです。
靴紐を締めないで靴の脱ぎ履きを行うと靴の中で足が動くため、指で靴をつかむように歩いてしまいます。
すると足裏が擦れてタコなどの原因ともなってしまいます。
靴紐は履く度にしっかり結んだ方が良いです。

■踵の靴擦れ改善法
靴を履く前に泡立つ程度の石鹸水を塗ると、滑りが良くなり靴ズレ防止になります。

■足裏のタコ改善法
靴を見て、中敷きが薄くなっているところの下にパッドを貼ると良いです。