喘息(ぜんそく)予防!喘息日記、好酸球、ピークフロー検査!

喘息・ぜんそく予防!気管支内部に炎症が起き筋肉が収縮して気道が狭くなり苦しくなります。喘息日記で体調を予測し、悪化する前に病院を受診して発作が起こるのを未然に防ぎます。好酸球、ピークフロー検査

■喘息(ぜんそく)について
喘息(ぜんそく)は子供の病気と思われがちですが、大人の方が実際には多く喘息(ぜんそく)を発症しています。 40代以降の働き盛りのときに発症しています。
喘息(ぜんそく)は気管や気管支の内腔が狭くなる病気です。
気管支内部に何らかの原因で炎症が起きると筋肉が収縮するため気道が狭くなり苦しくなります。
その影響は細胞にまで及びます。
子供の喘息(ぜんそく)の場合は、アレルギーの人が90%以上を占めていますが、成人の場合は原因不明が3分の1ぐらいあります。

■喘息(ぜんそく)の主な原因
喘息(ぜんそく)の主な原因には、ダニ、ほこり、動物の毛、食べ物など。
身近な物によるアレルギー反応により喘息(ぜんそく)が起こります。
本来、体内では異物が進入すると抗体を作ってそれを攻撃し身体を守っています。
しかしアレルギーを持っていると、通常では作られない種類の抗体が出来て気管支の細胞を傷付けてしまいます。
これが通常起こる喘息(ぜんそく)になります。

■感染型喘息(ぜんそく)
40歳以降で喘息(ぜんそく)が出てくる人の多くには、色んなアレルギーのテストを行っても陽性に出るものがありません。
アレルギーの原因になるものがはっきりしないので、多くは感染型喘息(ぜんそく)と呼ばれます。
感染型喘息(ぜんそく)とは、カゼを引いた時に、気管支炎にかかり、追って咳が出始めて、それが治まらない状態のままゼーゼーし始めます。

■好酸球(こうさんきゅう)が原因
アレルギーの有る無しに関わらず、ある種の細胞が悪さをしているのが共通して見られています。
それが白血球の一種である好酸球(こうさんきゅう)という細胞です。
好酸球を集め活性化させる何らかの物質が出現すると、集められた好酸球は自らが持つ化学物質を出して攻撃します。
その結果、気管支に炎症が起こり喘息(ぜんそく)になります。

■喘息(ぜんそく)の特徴
・呼吸が苦しい
・ゼーぜー、ヒューヒューといった呼吸音
・咳が出る

■アレルギーと喘息(ぜんそく)
アレルギーを持っている人は喘息(ぜんそく)にかかりやすいということが分かっています。
アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など。

■喘息(ぜんそく)発作を誘因するもの
・アレルゲン
・疲労
・タバコの煙
・カゼ(ウイルス)
・ストレス

■気象が原因
喘息(ぜんそく)発作を引き起こすのは気象の影響も大きいことが分かっています。
気を付けるべき気象条件には、気温や気圧の変化が激しい時があります。
気管支は大気にさらされているので、気圧や気温の変化を敏感に感じ取ってしまいます。
そのため台風が近付いたり、気温や気圧の変化が激しい秋は喘息(ぜんそく)に注意が必要です。
室内でも寒暖の差が激しいと喘息(ぜんそく)の発作を起こしやすくなります。

■ピークフロー検査
ピークフロー検査とは、吐き出せる息の量を測定する事で気管支の状態が分かる検査です。
通常より数値が下がっていれば、気管支が炎症を起こして狭くなり喘息(ぜんそく)発作を起こしやすくなっていることが分かります。

■喘息(ぜんそく)日記
毎日の喘息(ぜんそく)発作の有無や、服用した薬の種類、ピークフローの値などを記録します。
喘息(ぜんそく)日記を付けることで、自分の体調がどの程度か予測が出来るようになり、悪化する前に病院を受診して発作が起こるのを未然に防ぐことが可能になります。
喘息(ぜんそく)発作は、未然に防ぐことがカギとなります。
取り組み方しだいで生活の幅を大きく広げることができます。

■喘息(ぜんそく)治療と予防
喘息(ぜんそく)日記を付けたり、ピークフローの値を計り、服薬をきちんと守るなどして自分の病気をいつも意識することが予防にもつながります。
水泳は湿気があり良いとされています。