ガン検診!PET検査、NBI内視鏡検査、メタボローム解析!

ガン検診!PET検査、NBI内視鏡検査、メタボローム解析は実用化で健康診断での唾液を提供で発見できることが期待されています。ガンは40歳から増えてきて、60歳から一気に増えてきます。ガンは早期発見が最大の治療法

■PET検査
PET検査は全身を一度にくまなくチェックすることができます。
全身を検査したいのに時間がない人におすすめなのがPET検査です。
PET検査の費用は約10万円程。
放射性物質入りブドウ糖類似物質を注入し、それが集まる場所を測定します。
ブドウ糖類似物質は黒く映る場所に集まっています。
ガンはブドウ糖を取り込む性質があるため黒く映ります。
ブドウ糖をエネルギー源とする脳や排出のため集まりやすい腎臓や膀胱も黒く映ります。
それ以外で黒くなる部分があると、それはガンの危険性があります。

■内視鏡検査
特定の部位に不安があり、ピンポイントで検査をしたい人におすすめな検査です。
その中で注目されているのがNBI内視鏡です。 通常では見えにくい病へんを緑と青の光でとらえます。
腫瘍というのは血管が豊富なのでその血管が豊富な場所に着目し、血管の色は赤なので、赤の補色の青、さらに緑を加えて腫瘍の表層だけを見るような形で設定されています。
NBIで見ると血管が集まり茶色に見えるところがガンと分かります。

■メタボローム解析
唾液に含まれる数百種類の代謝物質を割り出したところ、膵臓ガンの患者の唾液には健常者に比べ5つの物質が顕著に多く含まれていることが分かってきました。
それらの5つの物質が一番多いのがガンとなります。
乳ガンや口腔ガンも高確率で唾液からガンを解析することが可能だそうです。
唾液は食べ物などによって含まれる成分が左右されやすいため、血液分析よりもはるかに分析が難しいとされていました。
しかしそれを可能にしたのがメタボローム解析です。
まだ研究段階(2011年6月時点)ですが、実用化されれば健康診断で唾液を提供するだけで発見できることが期待されています。

■臓器別ガン検診項目
食道・胃:食道・胃内視鏡、胃X線
大腸:大腸内視鏡、大腸X線、大腸CT
肝臓・胆のう・膵臓・腎臓:上腹部超音波、肝炎ウイルスキャリア検査、腫瘍マーカー
肺:胸部CT、痰細胞診
乳房:視診、触診、マンモグラフィ、乳房超音波
子宮:子宮頚部細胞診、骨盤MRI、下腹部超音波
前立腺:腫瘍マーカー(PSA)
全身:腫瘍マーカー、PET検査

■ガンに掛かる費用の比較(大腸ガンの場合)
●早期発見の場合

内視鏡検査+手術費用=合計7〜9万円

●進行ガン治療の場合
手術費+入院費+治療費=約1100万円

ガンは40歳から増えてきて、60歳から一気に増えてきます。
ガンは早期発見が最大の治療法になります。