葉酸で血管若返り!動脈硬化予防、ホモシステイン予防!葉酸は有害なホモシステインというアミノ酸を減らし無害なアミノ酸へと分解する働きがあります。 これによって動脈硬化を防いだり、神経の障害を防ぐことができます
■若返り栄養素の葉酸(ようさん)について
葉酸(ようさん)はビタミン群の一種で、一般的に貧血予防や胎児の栄養補給のため妊婦に摂取を進められている栄養素です。
葉酸(ようさん)は有害なホモシステインというアミノ酸を減らすことができます。
また葉酸(ようさん)にはホモシステインを無害なアミノ酸へと分解する働きがあります。
これによって動脈硬化を防いだり、神経の障害を防ぐことができます。
食生活に野菜を多く取り入れて葉酸の摂取量を増やすことが大切です。
■ホモシステインについて
ホモシステインはコレステロールや中性脂肪に続く第三の血管老化成分と言われています。
通常食事をすると、その栄養分が肝臓に届きタンパク質が数種類のアミノ酸に分解されます。
その分解されたアミノ酸の一つがホモシステインです。
ホモシステインは肝臓から血液中に送られますが、問題はこの時に起こります。
ホモシステインは血管壁に衝突し傷をつけてしまいます。
その結果そこにコレステロールが付着し、動脈硬化が起きやすくなってしまいます。
ホモシステインはストレスでも増えると考えられています。
そんな血管の大敵ホモシステインを減少させる栄養素が葉酸(ようさん)になります。
■葉酸含有量の多い野菜(食材100g中)
1:菜花(菜の花) 340μg
2:枝豆 320μg
3:からしな 310μg
4:バジル 290μg
5:モロヘイヤ 250μg
6:芽キャベツ・しいたけ(乾) 240μg
7:パセリ・マイタケ(乾) 220μg
8:ホウレンソウ・ブロッコリー・あさつき 210μg
9:すぐきな(京野菜) 200μg
10:アスパラ・春菊・よもぎ 190μg
成長の速い葉物の野菜は葉酸を多く使うため含有量が多い。
■葉酸含有量の多い食材 野菜以外(食材100g中)
1:焼き海苔 1900μg
2:味付け海苔 1600μg
3:岩海苔 1500μg
4:鶏レバー(生)・煎茶 1300μg
5:抹茶・干し海苔・かわ海苔 1200μg
6:牛レバー(生) 1000μg
7:豚レバー(生) 810μg
8:まつも(海藻) 720μg
9:板わかめ 510μg
10:うなぎの肝 380μg
レバー類(肝臓)の葉酸の含有量が高いのは、葉酸を貯蔵しているためです。
ただしレバー類はコレステロール・中性脂肪が高いので摂取量には注意しましょう。
■葉酸摂取のための簡単料理
●かいわれ大根の海苔和え
<食材>
かいわれ大根 1パック
焼き海苔 2枚
ゴマ油 大さじ1
カツオ節 5g
醤油 大さじ1/2
かいわれ大根の根の部分を切り取り、ゴマ油を加えて混ぜます。
最初にゴマ油で混ぜて表面をコーティングすることでシャキシャキ感がキープされます。
次にカツオ節と醤油を加え混ぜます。
焼き海苔をちぎって加え混ぜれば出来上がりです。
これで葉酸134μgが摂取できます。