免疫力アップさせる方法!白血球の働き、リラックスで副交感神経優位!

免疫力アップさせる方法!白血球の働き、リラックスで副交感神経優位!体温を上げて免疫力をアップ。爪をもんで免疫力をアップ。音楽を聴いて免疫力をアップ。鼻で息をして免疫力をアップ。血行を良くして免疫力をアップ。笑いで免疫力をアップ

■免疫力
同じ様な生活をしているのに病気にかかりやすい人もいればかかりにくい人もいる。
その差は免疫力にあります。
免疫力とは、体内に侵入しようとする病原菌やウイルスから身を守るために身体に本来備わっている防御反応のことです。
しかし免疫力は年齢と共に弱まっていきます。

■免疫力と白血球
免疫の働きは主に血液中の白血球が行います。
免疫力が強いというのは、ばい菌を退治する白血球の強さのことを言います。
免疫力が高ければインフルエンザウイルスが体内に入ってきた時に、体の中で蔓延する前に白血球が退治してくれます。
逆に免疫力が衰えると体内でウイルスなどを退治できず、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。
免疫力は40代以降になると20代のときに比べ半分に低下してしまいます。
さらに不規則な生活、将来への不安、勉強や仕事に追われるなど、様々なストレスを強いられる生活でも免疫力を低下させてしまう要因の一つです。

■体温を上げて免疫力をアップさせる方法
体温を上げると白血球が活性化します。
体温1℃上げると白血球の強さは3倍ぐらいまで高まると言われています。
かぜのときに熱が出るのは、白血球の働き活発になるように脳が熱を出すように指令するためです。
理想の体温は36℃〜37℃。
最近では平熱が36℃よりも低い体温の人が増えています。
平熱を上げるためには基礎代謝を高めていくことで、そのためには筋肉量が増えていくことが大事。
人間の身体は筋肉に弾力性がある状態が理想的です。
これをゆるんだ状態といい、血液の循環が良くなり温かい血が全身をめぐって体温が上がり免疫力をアップします。

●ゆる体操
・両腕を大きく振りながらその場歩きをします。
・つま先を地面につけたままその場歩きをします。
・体幹部(腰・背骨・首)を左右にゆらします。
・体幹部(腰・背骨・首)を前後にゆらします。
・左右の胸を交互に優しくさすります。
・両肩と両腕を後ろに引いて胸を開きます。
・両肩と両腕を前に出し背中を開きます。
・胸と背中を左右に動かし緩めてほぐします。
・ヒザを軽く曲げ伸ばししながら、両手を足の付け根に当ててさすります。

■爪をもんで免疫力をアップさせる方法
人間の身体は日中の活発な動作の源となる交感神経優位の状態と、眠ったり体を休める源の副交感神経優位の状態という2つの自律神経がバランスよく働くことによって支えられ、免疫力が正常に保たれています。
不規則な生活やプレッシャーなどストレスが多い現代社会では交感神経優位の状態になりやすく、元の状態に戻すためにも副交感神経優位にすることが大事になります。
爪をもむ事が交感神経と副交感神経に大きく関係しています。
爪の付け根の脇には自律神経が多く集まっています。
爪もみは、その自律神経を刺激して免疫力を上げていく方法になります。
親指・人指し指・中指・小指は副交感神経を刺激し、薬指は交感神経を刺激します。
つまりストレスフルで交感神経優位の状態のときに、4本の指をもめば副交感神経を優位にすることができ、免疫力をアップさせることができます。

●爪もみのやり方
人指し指と親指で爪の生え際を少し痛む程度に押します。
1つの指につき10〜20秒ほどもみます。
これを親指・人指し指・中指・小指ともんでいきます。
同様に反対の手の爪も薬指以外の4本をもんでいきます。

■音楽を聴いて免疫力をアップさせる方法
免疫力を下げる大きな要因の一つとしてストレスがあります。
ストレスを無くすためにはリラックスをすることが効果的です。
リラックスするための音楽治療としてモーツァルトが良いと言われています。
つまりモーツァルトを聴くと免疫力が上がるとされています。
モーツァルトの音楽は非常に周波数の高い音が含まれています。
その非常に高い周波数の音を聴くだけで副交感神経に作用します。
モーツァルトの音楽によく含まれる4000Hz付近の高周波音は、副交感神経の出口である延髄から視床下部にかけてをよく刺激しリラックスできるとされています。
最も効果的な聴き方はヘッドホンを1日3回、30分ずつ集中して聴くことが良いそうです。
また就寝前に聴いて、そのまま寝てしまっても効果があるそうです。

●免疫力をアップさせるモーツァルト楽曲ベスト3
1:バイオリン協奏曲 K.218 第3楽章
2:ディベルティメント K.126 第2楽章
3:弦楽四重奏曲 K.458 第2楽章

■鼻で息をして免疫力をアップさせる
少し口を開けていたり、鼻炎などで口で息をしている人が多くいます。
実は鼻でウイルスなどを7〜8割防げます。
鼻呼吸した場合、鼻毛や鼻水、さらには鼻の奥にある咽頭扁桃(いんとうへんとう)と呼ばれる部分などが空気中のちりやウイルスを防御し体内に入りにくくなります。
しかし口呼吸の場合、ウイルスを防御してくれるのは唾液しかなく、防御し切れなくなってしまいます。
口が少し開くだけでも唾液が乾いてしまい、いわゆるドライマウスの状態になってしまいます。
するとばい菌から守ってくれていた唾液が無くなってしまうのでさらに免疫力が低下してしまい、ばい菌やウイルスの感染を引き起こしやすくなってしまいます。
身体に細菌やウイルスなどを入れないようにし、さらに唾液の免疫機能をしっかり働かせるためにも鼻呼吸が大切になります。

■血行を良くして免疫力をアップさせる
血行が良くなると血液中の白血球が身体の隅々まで行き渡るようになり、そこで色々なばい菌を退治してくれるので免疫力がアップします。
血行を良くするためには乾布摩擦が効果的です。

●乾布摩擦のこする回数
乾布摩擦は強くこすったから効果があるというものではなく、3〜5回こする程度で、ほんのり赤みを帯びる程度で十分効果があります。
強くこすると皮膚がむけたり、炎症の原因になる可能性があります。
●乾布摩擦のこする場所
血行が悪くなる場所が6ケ所あります。
・両足・腹・両手・背中・首筋・胸 という順番でこすることにより、身体全体を効果的に良くすることができます。
●乾布摩擦のこすり方
両足は血流が戻るように末端から心臓へ向かってこすります。
腹はへそを中心に円を描くようにこすります。
両手は足と同様末端から心臓へ向かってこすります。
背中は左右の肩甲骨の間をゆっくりこすります。
首筋は首を曲げたときに首の付け根に大きく盛り上がる骨のすぐ下をこすります。
胸は鎖骨と胸骨の間をこすります。
さらに乾布摩擦をしながら屈伸など下半身を動かすとリンパ節の動きが活発になり、より血行が良くなる効果があります。

■お風呂に入って免疫力をアップ
風呂に正しく入る事で副交感神経優位になり、より免疫力がアップします。

●正しい風呂の入り方
風呂に入る前にコップ一杯の水を飲む

湯の温度は40℃前後にする
湯が熱過ぎると熱いという刺激がストレスとなって交感神経を刺激してしまい免疫力が低下してしまうおそれがあります。

風呂に急に入るのではなく、かけ湯をする
体温より高い湯に入るいきなり入ると交感神経が刺激され免疫力が低下してしまうおそれがあります
心臓から遠い足から湯の温度に慣れさせると良いです。

5分間全身浴をし、その後15分間半身浴をする

風呂から上がるときは手足に冷水をかける
風呂から上がっても副交感神経優位の状態をより長く保つことができます。

■笑いで免疫力をアップ
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は身体の中のガン細胞を発見し、確実にガン細胞を殺すことができます。
健康な人でも毎日5〜6000個のガン細胞が生まれています。
NK細胞は身体の中の最強ガードマンとしてガン細胞と戦っています。
NK細胞は年齢と共に弱くなるため常に活性化させることが大事です。
NK細胞は笑うことで活性化する効果があり、笑うことで免疫力をアップさせる効果が期待できます。