紫外線予防!紫外線による目の病(翼状片・白内障・瞼裂班)!

紫外線予防!紫外線による目の病(翼状片・白内障・瞼裂班)目が紫外線を浴びると、角膜の細胞の一部に細胞が破壊する活性酸素が発生します。それが原因で角膜に炎症が起きます。サングラスで目への紫外線予防

■紫外線が原因の目の病「翼状片(よくじょうへん)」
翼状片(よくじょうへん)とは、目の角膜の部分が炎症を起こして異常に増殖し、黒目にまで白目が侵入している病です。
主に充血・乱視・ドライアイなどの病状をともない、放置しておくと除々に白目の角膜の増殖が大きくなり視力の低下を招いたり、最悪の場合 失明の恐れもあります。
その大きな原因と言われているのが紫外線です。
目が紫外線を浴びると、角膜の細胞の一部に細胞が破壊する活性酸素が発生します。
それが原因で角膜に炎症が起きます。
通常はそれを修復する機能が働き元に戻るのですが、長い間紫外線を浴びるなどの目への刺激が続くと修復が追い付かず、炎症が慢性化してしまいます。
詳しいメカニズムは分かっていませんが、その結果炎症を起こした細胞の性質が変化し、黒目の方へ除々に移動し黒目に白目の部分が覆いかぶさるようになってしまいます。
こうなると目薬では治らず、完治するには手術しかありません。
現在、翼状片(よくじょうへん)は日本人の50代以上の男女、20人に1人が発症していると言われています。
紫外線の強い沖縄では40代以上の約30%がかかっていると推測されています。
近年では紫外線は翼状片(よくじょうへん)だけではなく、白内障(はくないしょう)のリスクにもなると言われています。

■紫外線の影響と時間帯
紫外線が1日のうちで最も多く降り注ぐのは、太陽高度が高い午前10時〜午後2時の時間帯です。
しかし目に入ってくる紫外線の量は、朝や夕方の方が多い状態にあります。
太陽高度が高い午前10時〜午後2時は、頭上に太陽が当たるため直射日光はあまり目には入ってきません。
しかし夕方や朝は視線の延長線上に太陽が位置することになります。
そのため直射日光は目に入りやすくなり、紫外線が直接角膜を痛めつけてしまいます。
朝や夕方は目にとっては最悪の時間帯とも言えます。

■紫外線の影響で起きる目の病
●翼状片(よくじょうへん)
●白内障(はくないしょう)

 目の水晶体が白くにごる
●瞼裂班(けんれつはん)
 目の白目の部分のたんぱく質が紫外線によって変性し、
 その部分が変色したり盛り上がったりする病です。

■つばの長い帽子で紫外線予防
つばの長い帽子は日陰の部分が多くなり、目に紫外線が入りにくくなります。
しかしつばの短い帽子だと正面からの紫外線はおろか、頭上からの紫外線も目に入ってきやすくなります。

■サングラスで目への紫外線予防
サングラスで紫外線を9割カットしてくれ、眼鏡でも7割ほどの紫外線をカットしてくれるそうです。
サングラスを選ぶポイントはその色と形にあります。
色は薄い色が良いです。
サングラスの色が濃過ぎると、レンズを通して入ってくる光の量が少なくなるので瞳孔(どうこう)が開いて瞳が大きくなってしまいます。
するとレンズの横から、開いた瞳孔を通して水晶体に紫外線が当たってしまうのでよくありません。
サングラスの形はレンズと顔の隙間が少ない方が良いです。

■紫外線予防と衣服
ポリエステルは紫外線を吸収して極めて弱い熱に変えてくれます。
綿・ナイロンなどは紫外線を吸収せず下に通してしまいます。
どんな生地でも 厚ければ紫外線を通しにくくなります。

■紫外線と色
紫外線を最も通さない色は黒になります。
黒い服のメリットは紫外線を吸収するため服の下に通さないことです。
ただし熱の元となる赤外線も吸収して暑くなってしまいます。
白い服は紫外線も赤外線も吸収する反面、顔や首に紫外線を反射してしまいます。

■日傘で紫外線予防
色は洋服と同様に黒がベストです。
ただしメが荒いと紫外線を通してしまいます。

■紫外線予防食材
普段から緑黄色野菜などに含まれるビタミンA・ビタミンC・ビタミンEを摂ることが大事になります。
ビタミンA:ニンジン、ホウレンソウ、カボチャ
ビタミンC:ピーマン、ブロッコリー、キャベツ
ビタミンE:キュウリ、トマト、サツマイモ
その他:緑茶に含まれるカテキンなど