足のトラブル!水虫・白癬菌、巻き爪、扁平足が原因に!水虫は白癬菌(はくせんきん)が足の角質層に入り込むことで発症。水虫が付いても24時間以内に洗えば大丈夫。私達人間の足は、歩いて力が加わることえ平な爪を維持
■水虫について
水虫の原因菌はカビの一種。
水虫の正体は白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビです。
水虫はこの白癬菌(はくせんきん)が足の角質層に入り込むことで発症します。
引き起こされる水虫のタイプは3つあります。
足裏に水疱(すいほう)ができる小水疱型(しょうすいほうがた)。
指の間がふやけていき皮膚が剥ける趾間型(しかんがた)。
かかとを中心に足裏がカサカサになる角質型(かくしつがた)。
水虫に似た皮膚病もあるので、皮膚科で診察を受けることが大切です。
水虫薬は、かゆみが消えても1〜3ヶ月は使い続けることが大切です。
■爪水虫(つめみずむし)・爪白癬(つめはくせん)
水虫の原因菌である白癬菌(はくせんきん)が爪の間に入り込み、やがて黄色く変色。
果ては足の爪がボロボロになってしまいます。
爪水虫のために痛くて歩けないこともあります。
■水虫の感染場所
水虫のやっかいな点は、人から人へ感染してしまうことです。
一番多いのは家族内感染です。
防ぐには感染経路を知っておくことが大切です。
1位:バスマット
2位:トイレのスリッパ
3位:浴室のタイルの床
白癬菌(はくせんきん)は湿度80%以上になると活発に増殖を始めます。
白癬菌(はくせんきん)は掃除機をかけたり、雑巾がけでも取り除くことが可能です。
特にバスマットはこまめに洗濯をしましょう。
■水虫が付いても24時間以内に洗えば大丈夫
もし白癬菌(はくせんきん)が付着しても、24時間以内に洗えば水虫は発症しないそうです。
毎日清潔にしておきましょう。
■巻き爪について
巻き爪とは、爪が横方向に巻いている状態。
足の指の中でも親指に出来やすく、悪化すれば傷口が化膿し激痛で歩くことすら出来なくなることもあります。
私達人間の足は、歩いて力が加わることえ平な爪を維持できています。
例えば寝たきりの患者さんの爪は、2年もすると巻き爪になってしまうそうです。
■高いヒールは巻き爪になる
巻き爪の原因は靴の選び方にもあると言われています。
ヒールの高い靴を履くと、指の付け根側に体重が移動し指先が上に持ち上がってしまいます。
結果、爪に力が伝わらないため巻き爪になってしまいます。
■形状記憶合金ワイヤ治療
爪の両脇に穴を開け、そこに形状記憶合金のワイヤを通し、丸まった爪を平に矯正していきます。
このときワイヤは、上の白い部分に通すので痛みはありません。
治療にかかる時間は両足で5分ほど。
ワイヤは爪が伸びるまで入れたまま、1〜2ケ月に一度ワイヤを交換します。
■深爪が原因の巻き爪
爪の角を切り落とすと、肉が盛り上がって爪に食い込んでしまいます。
また肉を押さえていた爪が無くなると、指先に力が入らなくなることで巻き爪の原因となります。
正しい爪の切り方は、白い部分を1mm程残したスクエアカット。
角は落とさずヤスリで整えます。
■扁平足(へんぺいそく)が巻き爪の原因に
足は本来アーチ状になっていて親指全体に均等に力が加わるようになっています。
それが扁平足(へんぺいそく)で崩れると親指の付け根に力が集中し、指先に力が入らず巻き爪になってしまいます。
扁平足(へんぺいそく)は、中敷の入ったヒモ靴で長時間歩くと、アーチを持ち上げる筋肉が鍛えられ改善できます。
扁平足(へんぺいそく)が改善されると親指全体に圧力が加わり巻き爪が改善されます。
■巻き爪の改善法
爪の両脇に綿を挟んで、爪の角を伸ばしましょう。