血糖値を下げる方法!糖尿病による脆弱性骨折、ストレスも危険因子に!血糖値を下げる方法、一口30回噛む、食物繊維の多い野菜から先に食べる、食後1時間以内にエネルギーを消費する、ストレスを溜めない
■血糖値
血糖値とは食事の食べ過ぎなど、食生活の乱れが原因で血液中の糖分濃度が慢性的に高くなる病です。
そもそも食事をすると食べた物の糖分が血液中に増加します。
するとすぐに膵臓(すいぞう)からインスリンが分泌され、糖をエネルギーや脂肪に変えてくれます。
しかし食べ過ぎが続くと膵臓が疲弊してしまい、インスリンが少ししか出なくなります。
その結果、血中に増えた糖分をエネルギーに変えることができず、血液中に糖分が溢れてしまうことになります。
甘い物だけではなく、ご飯やパンなどの炭水化物も血糖値を上げます。
食べ過ぎは高血糖を招きやすくなります。
■糖尿病による脆弱性骨折(ぜいじゃくせいこっせつ)
糖尿病による脆弱性骨折(ぜいじゃくせいこっせつ)は身体の様々な場所で起こり、痛みを伴わず骨が変形することが多い病です。
そもそも骨は、カルシウムだけではなくコラーゲンも大切な成分の一つです。
鉄筋コンクリートに例えれば、カルシウムはコンクリートの部分になり、コラーゲンはそのコンクリートを支える鉄筋のような役割を果しています。
このカルシウムとコラーゲンの2つの成分がきちんと働くことで、骨は強度が保たれています。
しかし血糖が高くなると糖がアミノ酸と結びつき、ペントシジンという物質が全身の血液中に増加します。
そしてこれが血管を通して骨の内部にまで侵入すると、コラーゲンの質を悪化させてしまうと考えられています。
結果、コラーゲンは鉄筋としての役割を果たせなくなり、いつ骨折してもおかしくない状態になってしまいます。
近年では、カルシウム量が多く骨密度が高くても、簡単に骨折してしまう例が数多く見られるようになっています。
■1日の適正カロリーの出し方
標準体重×1日の運動量=1日の適正カロリー
標準体重:身長(m)×身長(m)×22
1日の運動量:軽 主婦など 25〜30
中 営業など 30〜35
重 スポーツなど 35〜
■朝食を抜くと血糖値が高くなる
朝食を食べないで昼食を食べると、昼食を食べた時に血糖値が大きく上がりやすくなります。
日本人は欧米人に比べ分泌されるインスリンの量が少ないため、小太り程度でも糖尿病を発症してしまうそうです。
■血糖値を下げる方法
●一口30回噛む(血糖値を下げる方法1)
早食いは血糖値を上げる危険な行為になります。
一気に食べ物が身体の中に入るとインスリンの分泌が間に合わず、急激に血糖値が上昇してしまいます。
一口30回ゆっくり噛んで食べることで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
●食物繊維の多い野菜から先に食べる(血糖値を下げる方法2)
サラダなどの食物繊維の多い食べ物を先に食べると糖分が食物繊維に絡まり、通常よりゆっくりと糖が吸収されます。
その結果、食後の血糖値の上昇を抑えることができます。
●食後1時間以内にエネルギーを消費する(血糖値を下げる方法3)
実は、食後に運動や入浴などでエネルギーを消費すると血糖値を抑えることができます。
運動や入浴などで汗をかく時、初めに消費されるエネルギーは糖分になります。
糖分を入浴でエネルギーとして消費することで血液中の糖分が使われ、その結果血糖値が抑えられます。
■ストレスは血糖値を上げる危険因子
過度なストレスは身体にとって負担になるので、それを防御しようとしてホルモンが分泌されます。
そのホルモンは血糖を上げる働きも持っているので、ストレスがあると血糖値が上がりやすくなります。
自分なりの工夫をしてストレスを避ける行動を取ることも高血糖予防に大切になります。